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週刊誌スクープ大賞

曖昧な松本人志“訴状”のツッコミどころと高すぎる慰謝料5億円の適正額

4歳次女殺害事件の非情と異常さ

 ところで、新潮によれば、性の多様性を尊重する時代だから、お茶の水女子大など一部の女子大は、身体が男で心は女=トランスジェンダー女性の入学を既に認めているそうだが、その流れが女子中高にも広がっているというのである。

 話題を呼んだ報道は、2月11日付の産経新聞一面トップ。見出しは「性自認は女性 14女子校受け入れ検討」。

 同紙によれば、首都圏と近畿圏の1都2府6県にある私立女子中高で、「トランスジェンダーの生徒の受験や入学を認めるか」とのアンケートを実施したという。回答を得た62校中、23%にあたる14校が検討中と述べたという。

 その中には、東京の女子御三家のひとつといわれる女子学院や、関西屈指の名門・神戸女学院も含まれているというのである。

 もっとも両校に聞くと、今後検討をしていくという段階だそうである。

 だが新潮は、トイレや更衣室などの女性用スペースをどう使用するのか、健康診断をどうするか、プールの授業がある場合は水着をどうするか、体育会系の部活の場合、女性として大会に参加できるかどうか、様々な検討課題があるというのである。

 またさる女子高の現役教師にこういわせている。

「女子校に通う生徒には、男子が苦手だから……という生徒も一定数いるんです。そういう子は、身体は男の子が女子スペースに入ってくることにはナーバスになるでしょうね」

 何を古臭いことをとはいうまい。こうした“保守的”な考えをする人間はまだまだいるのである。

 だが、案ずるより産むがやすし。もしそういう人が一人でも入学してきたら、その学校はガラッと変わるに違いない。それが教育というものであるはずだ。

 4歳の娘に毒を飲ませて殺すなど、“鬼畜”でもできはしない。それも、3人いる子供の中の一人だけを。令和の中でも特筆されるべき極悪非道な「犯罪」である。

「天使の様に輝く悪魔の様に美しい性格仕草まで完璧な美の化身が誕生出来たんです。パパの遺伝子はほとんど関係ないので、私の功績です」(原文ママ)

 これは、細谷志保容疑者が、幼い頃に別れた父親へ送ったLINEだそうである。

 2月14日、東京都台東区に住む細谷健一容疑者(43)と志保容疑者(37)夫婦が、次女の美輝(よしき)ちゃん(当時4)を殺害した容疑で警視庁に逮捕された。

「司法解剖の結果、美輝ちゃんの体内から向精神薬オランザピンと車の不凍液に含まれる有害物質エチレングリコールが検出された。夫婦は事件の約一年前から向精神薬とエチレングリコールを継続的にネットで購入していた」(全国紙記者)

 美輝ちゃんが亡くなったのは2023年3月13日。救急車が駆けつけた時、美輝ちゃんはオムツを履いた上半身裸の状態で床の上に倒れていたという。

 次女が美しく輝いた時間はわずかでしかなかった。

 夫婦の周囲では、2018年1月に健一の母(当時68)が、4月に次姉(同41)、6月に父(同73)が相次いで死亡しているというのである。41歳の若さで死んだ姉については、夫婦の関与が疑われているという。

「美輝ちゃんの事件を受け、警察が保存されていた次姉の遺体の一部を鑑定したところ、エチレングリコールを摂取した際に蓄積される物質が検出された」(同)

 細谷一家は、浅草でホテルを経営し10階建てのマンションも所有するなど、地元では資産家として知られていたそうだ。健一の父は革製品の加工会社「ホソヤ産業」を経営する実業家だった。

 一方の志保は1986年に北海道紋別市で生まれた。幼い頃に両親は離婚し、母親の手で育てられたが、中学は不登校だったという。

 健一と志保が出会ったのは2009年頃だと「ホソヤ産業」の元役員がこう語る。

「キャバクラか何か、志保さんは水商売の店に勤めていた。当初は単なる店員と客の関係だったが、浅草の路上でばったり会ったことで、運命を感じたんだそうです。勢いで同棲して結婚したと聞きました」

 結婚から3年後の2012年、細谷家が経営するホテルで事件が起きたという。

「健一さんがホテルの金を横領した挙句、お父さんから一人暮らしをするように買い与えられた浅草のマンションを売却。その金を持ったまま逃げるように千葉県流山市のアパートに転居したんです。健一さんは引越し後、携帯の販売員などをしていたそうです」

 その流山時代に長男、長女が誕生している。ところが、近隣では夫婦の異常な姿が頻繁に目撃されていたという。

「奥さんが『殺せ!』『殺せ!』と狂ったように叫ぶ声が外に響いていた。何度か救急搬送されたこともあったはず」(近隣住民)

 尾羽打ち枯らしたのであろう、逃走資金も底をつき2016年10月、夫婦は2人の子供とともに、健一の両親や姉の住むマンションに戻ったという。それからわずか1年余りで、健一の肉親が相次いで亡くなっている。美輝ちゃんが生まれたのはこの頃だった。

 2019年3月に、志保は夫婦喧嘩の末に、自宅のベランダに放火してしまう。

 この事件で児童相談所は3人の子どもの保護を決定。しかし夫婦は、弁護士を立てて取り戻している。

 次女に薬を飲ませて死なせたのは、亭主への当てつけなのか、夫婦で義理の父や母、姉まで殺したことへの苦しみを紛らせるためだったのか。

「ホソヤ産業」の元役員がこう嘆く。

「生後まもなく児相に引き取られた美輝ちゃんを『自分の子ではない』などと志保さんは語っていました」

 どういう意味なのだろうか。警視庁は健一の姉殺害容疑での再逮捕を視野に、夫婦の捜査を進めているという。全容解明が待たれる。

 さて、子会社ダイハツをはじめグループ三社による不正が発覚しても、豊田章男トヨタ会長の報酬は莫大だという。昨年度の役員報酬はグローバル水準に合わせたことで、約46 %増の約9・9億円。創業家とはいえ持ち株比率は約0.18%にとどまるが、時価総額が50兆円台に乗ったため、単純計算で推定資産は約900億円にも及ぶそうである。

 だがこのところ、副社長を廃止したり、社長の下に同格の執行役員が21人並ぶ人事に踏み切ったりと、何かと不可解なことが多いというのである。

 不可解人事はそれだけではないようだ。トヨタ社内では今、ある疑念が渦巻いているという。グループ会社の取締役はこう明かす。

「実は、章男氏は社外から元レースクインや元コンパニオンを立て続けに登用し、重用してきた。謎めいた点も多く、愛人説すら飛び交っているのです」

 67歳の大社長に艶聞? 豊田章男は自らドライバーとして活動し、2007年に社内レーシングチーム「TeamGAZOO」を立ち上げ、愛知万博のマスコットにちなんだ「モリゾウ」という名でレースにも出場している。

 そんな「モリゾウ」とレースクイーンとして接点を持っていたのが、GAZOOを支援する「GAZOO Lady」の一員で、当時30歳前後だったA子だったという。

「GAZOO」のホームページにもたびたび登場し、彼女が2013年1月、和服姿の写真をSNSに投稿すると、〈豊田章男〉名義のアカウントが〈着物いいね。東京オートサロンよろしくお願いします〉とコメントするなど、社長との親密な様子が見て取れたという。

「ただ、単にドライバーとレースクイーンという関係ではありません。トヨタは彼女の会社に仕事を発注していました」(現役社員)

 その会社はデザイン関連会社だったそうだ。ところが彼女は2017年4月、40歳の若さで亡くなってしまったという。

 章男も当時、大きなショックを受けたという。

 その彼女の急死から約半年後の2017年10月ごろ、入れ替わるように豊田章男と接点を持ち始めた女性がいるそうだ。それは元コンパニオンのB子さんだという。

 現在、30代前半。トヨタの中堅社員がこう明かす。

「彼女は元々、『販売店代表者会議』で給仕をする。コンパニオンとして出入りしていた。『私ならもっと仕事をやれます』と手紙を書き、章男氏と知り合う機会を得たと言われています」

 さらにこういう。

「コロナ禍を経て、B子は章男氏の厚い信頼を勝ち取ったとされます。感染対策として、章男氏は当時、愛知県蒲郡市にある研修施設『KIZUNA』に住み込むような生活を送っていた。時に章男氏が体調を崩すようなこともあったそうですが、彼女は懸命に支えていました」

 章男の周辺の人物が、最側近の2人が章男に対し、B子さんとの関係について苦言を呈したことが、社内のごく一部で知られていると明かす。

 2人は、章男にこんな風に伝えたとされるそうだ。

「女性と懇意にするのはいいのですが、公私混同に見えてしまうと、社内の混乱に繋がります」

 しかし、章男は、「そんなことはない」というだけだったという。

 そうした中で、章男を取り巻く一連の問題に強い懸念を示してきたトヨタの重要人物がいるという。経産省の元事務次官で、2018年から社外取締役を務めている菅原郁郎(66)がそれだという。

 本人に聞くと、「章男さんは変わってしまった」といって、こう言葉を継いだそうだ。

「昔は一家言持っている人たちが周りにいた。でも二〇年頃からかな、副社長を次々放逐したり、三人置くと言ったり。それで置いた人もまたいなくなって。章男さんに引き上げられた人ばかりで、率直に物を言う人がいなくなりました」

――イエスマンで固めたい?

「結果としてね。でも、役所出身の僕は媚びる必要がないから。取締役会で異論を言うのは僕くらい。だから、場が凍ります。執行役員が『会長の了解済み』という案件でも、僕は『おかしい』と言う。章男さんは『その通りだね』と受け止めることもあれば、意に沿わない時は『あなた、クルマ屋じゃないから本当にわかってない』と言われることも。是々非々です」

 週刊現代のトヨタ批判に比べると、やや大人しい気がするが、女性問題はどうなるのか。もしかすると、文春は豊田章男会長とB子のツーショットを既に撮ってあるのかもしれないぞ。

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