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週刊誌スクープ大賞

松本人志『馬乗り写真』、サッカー日本代表・伊東純也の準強制性交、若新慶大特任教授の乱倫ほかスクープ8本

松本人志『馬乗り写真』、サッカー日本代表・伊東純也の準強制性交、若新慶大特任教授の乱倫ほかスクープ8本の画像1
ダウンタウン・松本人志

今週の注目記事・第1位「独占スクープ入手! 松本人志は『裸の王様』だった! 破廉恥すぎる『馬乗り写真』現場で起きたこと全深層」(『FRIDAY』2/16日号)
同・第2位「サッカー日本代表の『イナズマ』が刑事告訴された『伊東純也』の“準強制性交”」(『週刊新潮』2/8日号)
同・第3位「4人の女性とトラブル進行中『若新雄純慶大特任准教授』のハチャメチャ乱倫」(『週刊新潮』2/8日号)
同・第4位「松本人志マッサージ店での暴挙を女性店員&夫が告発」(『週刊文春』2/8日号)
同・第5位「『松本人志騒動に苦慮』『吉本興業』はどこでどう間違えたのか」(『週刊新潮』2/8日号)
同・第6位「万博強行の裏に維新&吉本蜜月41億円」(『週刊文春』2/8日号)
同・第7位「湘南の『音楽バー』で踊り“若い女子”から告白も『桐島聡』49年逃亡生活の意外」(『週刊新潮』2/8日号)
同・第8位「小渕優子“ドリル事変”」(『週刊文春』2/8日号)

 今週は現代とポストがお休み。

 ラインナップを見ると、松本人志を始め、テレビやスポーツの世界で有名な人間たちの女性たちへの「性加害疑惑」のなんと多いことか。

 これは世界的な「#MeToo」運動が遅れていたこの国にも、ようやく広がりを見せてきたのだろうか。

 古来、日本的な「男の女遊びは甲斐性」などというバカげた“因習”が音を立てて崩れていく気がするのは、私だけではないはずだ。

 松本人志もそうだが、今週、女性2人から「性加害」だと告訴されたサッカーの伊東純也のケースも、女性たちとの性交渉の「事実関係」は認めているようだが、「合意の上」だと主張している。

 2人の女性が「セカンドレイプ」を恐れず、声を上げたという勇気は批判されるべきことではないはずだ。

 そこのところを、文春、新潮の報道を検証しながら考えてみたい。

 さて、最初は、将来の女性宰相かもしれないと持ち上げられたこともあった小渕優子選対委員長(50)が、突然、茂木派を離脱したお話から。

「もう戻るつもりはないわ。総裁選であの人が立っても、私は付きません!」

 小渕は、そう晴れ晴れとした様子で周囲に語ったという

 1月25日、永田町に衝撃が走った。小渕が所属していた茂木派からの退会を宣言したのである。茂木敏充幹事長(68)を始め、派内に何の根回しもしないで、電撃的な離脱劇だったという。

「この日、茂木氏に退会の意思を伝えた小渕氏は、翌日に退会届を提出しました。この小渕氏退会を契機に、“参院のドン”故・青木幹雄の長男の一彦参院議員や(中略)四人が続々と退会。かねてより茂木氏と距離があるとされた参院平成研の一斉退会や派閥分裂まで囁かれた。結局、分裂は回避されたものの、茂木は二十九日に『いわゆる派閥の解消』を宣言するに至りました」(自民党担当記者)

 政治部デスクもこう解説する。

「小渕氏は十四年に発覚した政治資金規制法違反事件で捜査中にドリルで証拠隠滅した疑いが発覚し、『ドリル優子』の汚名が定着。謹慎を余儀なくされる間、力をつけてきた茂木氏が派閥領袖となった。

 しかし、その茂木氏は、かつて恵三首相が力を入れた対中国外交や沖縄の米軍基地問題に関心を示さない。小渕氏は、平成研のカラーが失われたと感じ始めたようです」

 その小渕には力強い援軍がいるという。それはTBSにいる夫だが、彼が出世したというのだ。

「執行役員《新任》瀬戸口克陽 ヒューマンリソース戦略推進担当」

 1月1日、TBSテレビでこういう辞令が発令されたという。瀬戸口は小渕の夫だが、小渕ブランドを残すために、彼は小渕姓になったそうだ。

 東京大学経済学部卒業後、1996年にTBS入社。同期入社が政界進出前の小渕だった。

 2人は2004年に結婚し2人の息子がいるそうだ。瀬戸口はジャニーズ担当としても有名だったようだ。

 2020年に現場の司令塔である編成局長になり、50歳の今年1月に役員になった。この年齢での執行役員就任は異例なスピード出世だという。

 我がままばかりが目立つ“お嬢ちゃま”が、この先首相の目があるとは、私には思えないが、台風の目ぐらいにはなりそうではある。

 さて、半世紀もの間逃亡者として生きてきた桐島聡が、死ぬ間際に「桐島として死にたい」と漏らし、その4日後に亡くなってしまった。

 逃亡中は内田洋と名乗り、神奈川県藤沢市の工務店に40年ほど勤務していたという。

 その近所の風呂のないアパートに住みながら、地元に根付いた普通の暮らしを送っていたようである。

 彼がよく通っていたといわれる音楽バーのママは、
「彼が初めてここに来たのは20年近く前だったかな。最後に来たのはコロナ禍の前でした。他のいろんなお店で飲んだ後に“ウェーイ”って感じでやってくる。ジェームズ・ブラウンが好きで、ここではバンドの生演奏やDJがかける音楽を聴いて踊っていました。演者からありがとうって言われるくらい、いい感じで上手にノッてよく場を盛り上げてくれていたんです」

 さらにこんな話も。

「けっこう前だけど、30歳くらいだった女の子がウッチーを好きになっちゃって、告白したことがあったんです。そうしたら彼は“自分は歳をとっているから、君を幸せにできない”って断ったんだとか。このあたりでは知られた話で、二人は優に20歳は離れていました。これを聞いてウッチーを素敵だなって思ったのを覚えています」

 結局事件については何も語らずに逝ってしまった。

 ここで、私が日刊ゲンダイ(2月3日付)に書いた桐島に関する拙文を引用してみたい。

〈約半世紀もの逃亡生活を続けていた桐島聡容疑者(70)は、亡くなる前に「最後は桐島聡として死にたい」と、本名を明かしたという。

 桐島は約40年にわたり神奈川県藤沢市の土木会社に住み込みで働いていたそうだ。内田洋と名前を変え、「ウッチー」と呼ばれ、藤沢駅近くの飲食店に月1,2回通っていたという。

 店のオーナーによると、「他の店で飲んだ後や銭湯の帰りに1人で来た。(中略)1960~70年代のロックが好き」(朝日新聞1月29日付)で、生バンドの演奏があると自らも盛り上げ、踊っていたという。

 私は桐島についての記事を読み漁りながら、三菱重工爆破事件が起きた日のことと、1970年代の週刊現代の記者たちのことを思い出していた。

 爆破事件(1974年8月30日)から数時間後、私は非常線をかい潜って現場にいた。

 入社4年目、週刊現代に異動して間もなかった。爆発で砕け散った窓ガラスの破片が道路を埋め尽くし、光の川のようになっているのをボー然と見つめていた。
 死者8人、負傷380人。史上稀にみる凶悪なテロ事件。翌日出された犯行声明には「東アジア反日武装戦線“狼”」とあった。

 70年安保闘争や多くの大学を舞台に繰り広げられた学生運動が「東大安田講堂陥落」を機に下火になり、空虚感が漂う中、少数の過激派たちが爆破事件や凄惨な内ゲバ、あさま山荘事件を起こしていった。

 当時、新聞、テレビ、週刊誌が過激派の取材合戦を繰り広げていたが、私は、週刊現代の情報量や取材力は新聞を凌いでいたのではないかと思っている。

 その理由は、現代にいた記者たちの多様性にあった。

 私は学生時代のほとんどをバーテンダーとして“就職”していたから、学生運動とは無縁だったが、現代の記者たちの多くは、安保闘争や大学紛争の中で名をはせ、逮捕されたり、大学を退学させられた人間たちであった。

 優秀だが仕事にあぶれていた彼らは、履歴書はもちろん、実名かどうかさえ問わず、何の実績がなくても明日からすぐ仕事ができ、カネ払いもよかった週刊誌記者に雪崩を打って入り込んできた。

 さながら元過激派たちの「梁山泊」の様相を呈していたのである。

 当時、在籍していて、後にグリコ・森永事件の犯人「キツネ目の男」と疑われた宮崎学が『突破者』(南風社)の中でこう書いている。

「党派でいっても、日共、革マル、青解、中核、ブント、黒ヘル、アナーキストと各派そろっており、大東塾系の右翼もいた。社会的アウトサイダーの巣窟のようなものである」

 私と仕事をした朝倉恭司記者(後に事件もののノンフィクションライター)は、反戦運動が高まっていた1966年に起きた、ベトナムへ機関銃を輸出する軍需工場襲撃事件に深く関わっていたといわれていた。

 実際、三菱重工爆破事件の主犯、大道寺将司(死刑確定後に病死)や齋藤和(服毒自殺)、その内縁の妻であった浴田由紀子(懲役20年)とつながりのある記者もいた。

 そんな週刊誌の黄金時代をつくった強者たちも次々にいなくなってしまった。桐島聡が現代の記者に紛れ込んでいたら……。そんな“妄想”が浮かんで消えた。〉

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