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相葉雅紀『木7◎×部』が枠移動、さらなる苦境と「体よく打ち切り」の理由

相葉雅紀『木7◎×部』が枠移動、さらなる苦境と「体よく打ち切り」の理由の画像1
嵐・相葉雅紀

 今月4日に行われたフジテレビの改編会見にて、嵐・相葉雅紀がMCを務める現在は木曜午後7時から1時間枠で放送のバラエティー番組『木7◎×部』が、4月から『相葉◎×部』に改題して土曜の午後4時半からの30分枠の関東ローカルに“格下げ”されることが発表された。

 もともと、『木7◎×部』は嵐の冠番組『VS嵐』から枠を引き継いだ番組。2020年12月をもって嵐が活動休止したため、その後、21年1月から相葉をMCに据え、当時、旧ジャニーズ事務所に所属していた俳優の風間俊介、Sexy Zoneの佐藤勝利ら相葉の後輩たちをレギュラーに加えた『VS魂』が21年1月にスタートしたのだが……。

「視聴者の“嵐ロス”は後継番組では埋められず、スタートした翌年の22年4月にはタイトルを『VS魂グラデーション』に改題することになったが、視聴率は回復せず。そして、昨年春、英の国営放送・BBCがジャニー喜多川氏の性加害問題を検証した番組を放送したことをきっかけに、旧ジャニーズに対する“逆風”が吹き荒れた。ひっそり『VS魂』はタイトルから消え、昨年10月に『木7◎×部』がスタートしたが、わずか半年で枠移動&ローカル転落となってしまった」(放送担当記者)

 相葉といえば、フジのほかテレビ朝日系『相葉マナブ』、日本テレビ系『嗚呼!!みんなの動物園』の3本をレギュラーとして抱えている。

「2本のレギュラーは、視聴率が2ケタに乗ることもあるなど好調をキープしている。『相葉は視聴者の好感度が高いのに、なぜ、フジのレギュラーだけ不調なのか』という関係者の声も多く、相葉がどうこうというよりも、そもそもの企画が失敗だったのではともささやかれている」(同)

『木7◎×部』はほかのレギュラーに相葉とゴルフ仲間でもある俳優のえなりかずきらを迎え、学校にはない部活を自ら立ち上げ、さまざまなことに挑戦する番組だ。また、相葉も自ら部活を立ち上げ、挑戦している。これまで立ち上げられた主な部活は、相葉が部長の、13文字の手紙だけで相手に意思を伝えることができるのかを検証する「一筆啓上部」。

 さらに相葉の先輩・TOKIOの松岡昌宏がオーナー、歌手の大黒摩季がママという設定のスナックで主に平成世代の芸能人が、思い入れのある懐メロについて語り歌唱する「懐メロ名曲部」。

 歌手の大原櫻子が部長で、料理に自信のある芸能人がコンビニにある商品を使用し、指定金額内に抑えつつ贅沢な料理を披露する「節約贅沢クッキング部」などだった。

「どの視聴者層を狙っているのか、わかりにくい部分が多い。例えば、立ち上げた部活のうち、どれかがネットなりで話題になるようなら番組にも勢いが付くはずだが、そんな気配もない。そして枠移動で時間短縮となれば、予算が削られるはず。視聴率はまったく期待できない枠への移動とあって、体よく打ち切ろうとしているようにしか思えない。仮に嵐の活動再開なら他のメンバーとの共演もあるだろうが、活動再開が見えていないことも、相葉の番組が冷遇された一因だろう」(芸能記者)

 枠移動から巻き返すのか、それとも早々と打ち切られてしまうのだろうか――。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2024/03/14 09:00
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