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iGaming(アイゲーミング)

欧米で人気のiGaming産業とは?

iGaming(アイゲーミング)という言葉を聞いたことがある人は、まだ日本では多く無いかもしれません。
しかし、このiGamingという産業は、欧米を筆頭にトレンド真っ只中の人気産業なんです。
本ページではそんなiGamingに関し、その言葉の意味からその歴史、さらには気になる今後の動向などを解説していきます。

iGaming(アイゲーミング)という言葉を聞いたことがある人は、まだ日本では多く無いかもしれません。
しかし、このiGamingという産業は、欧米を筆頭にトレンド真っ只中の人気産業なんです。
本ページではそんなiGamingに関し、その言葉の意味からその歴史、さらには気になる今後の動向などを解説していきます。

■iGamingとは

iGamingとは、一般的にオンライン上でお金を賭けれるゲームの総称のことをさし、具体的にはスポーツにかける事ができるスポーツベッティングやオンラインスロット・カジノ、オンライン競馬などもこのカテゴリーに分類されます。

statista.comによると、iGaming市場の収益は2024 年に 1,073 億米ドルに達すると予測されています。
さらに、6.51%の年間成長率(CAGR 2024-2028)を示すと予想されており、2028年までに市場規模は1,381億米ドルに達するとも言われています。
ユーザー数は 2028 年までに 2 億 4,320 万人(日本の人口の約2倍)に達すると予想されています。

特に欧米で人気がある産業で、収益の多さでいうと米国や賭け事の分野で歴史のある英国、さらにはオーストラリアやドイツなどが上位の名前を連ねます。
しかし、2022年にはなんと日本がドイツを超えて世界で4番目となりました。あまり知られていませんが、実は日本はiGaming大国だったのです。

■iGamingの歴史

iGamingの歴史は1994年に始まります。オンラインギャンブルのサイトが世界で初めて開発され、オンラインで宝くじが購入できるようになりました。
また、同年にMicrogamingというゲーム会社がオンラインスロットを開発したり、カリブ海のアンティグア・バーブーダがオンラインギャンブル企業がライセンスを申請できるようにする「自由貿易及び処理地帯法」を制定しました。

その後、1996年にはオンラインギャンブル規制の開始されます。
カナダのカナワケゲーミング委員会が設立され、オンラインギャンブル活動を規制し、オンラインギャンブル事業者にライセンスを発行するようになりました。
この取り組みにより、顧客の資金とデータを保護し、透明性とセキュリティが向上する新時代が幕を開けました。

2000年代にはオンラインギャンブル業界がさらに発展します。
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、インターネットの普及や都市化、そしてPCや家庭用コンソールの広範な利用など、技術革新による業界の急成長が見られました。
この時期には、マルチプレイヤーゲームの革新的な機能も導入されました。

2003年から2006年までの間iGamingのプレイヤーベースは毎年倍増し、オンラインギャンブル成長の黄金期を記録し、現在もその数は伸び続けています。

■日本におけるiGaming

上記で日本は世界で4番目にiGamingの収益源になっている国とお伝えしましたが、オンラインカジノなどの賭博行為は日本では規制されています。
日本では公営競技などの認められたギャンブル以外は違法となっており、日本からオンラインギャンブルをプレーすると逮捕される可能性があるという事になります。

■ではなぜ日本でそんなにiGamingが人気なのか?

ではなぜ日本でここまでiGamingが人気になったのでしょうか。
その背景には日本の法律の曖昧さが原因であると言われています。実際にベリーベスト法律事務所のオンラインカジノに関する法的解釈の記事(2022年10月11日時点)によると、現在の日本の賭博行為を取り締まる法律では、海外で合法的に運営されているオンラインカジノを日本の法律で取り締まることは難しく、規制ができない状態となっています。
そのため、「バレなければ問題ない」といった軽い気持ちで手を出してしまうユーザーがほとんどだそうです。

しかし、実際にはオンラインカジノの配信を行ったYoutuberなどが逮捕・起訴されているため、日本から海外のオンラインカジノに接続してお金を賭ける行為は賭博行為に当たり、逮捕される可能性があることは頭に入れておきましょう。

さらに、コロナ禍によって人気が加速した側面もあります。
元々日本ではパチンコの人気が非常に高く、レジャー白書2023によるとパチンコ・パチスロの市場規模は14兆円にも登るほど。
しかし、コロナ禍をきっかけに外出制限が発令され、人々がパチンコ店に足を運ぶ事ができなくなりました。
そこで、家からでもインターネットに繋げてオンラインギャンブルを楽しめるオンラインカジノが人気になった可能性があります。

■今後のiGamingの動向

現在世界中の国々でiGamingを合法化していく動きがみられます。
オンラインカジノのメッカと言われるマルタ共和国ではもちろん、スポーツベッティングで長い歴史がある英国、最近の動きだと米国のいくつかの州で合法化が進んでおり、スウェーデンやブラジルなどでも合法化の動きが出てきています。

■税収への期待やユーザーの保護(スウェーデン)

スウェーデンの例を挙げて詳しくみていきましょう。
スウェーデンでもiGamingが合法化される前から法的にグレーゾーンであるオンラインカジノやブックメーカーなどが存在していました。
しかし、スウェーデン政府は新たにスウェーデン政府が発行するライセンスを儲け、スウェーデン国内で合法的にiGamingサービスを運営するにはそのライセンスを取得し、必要に応じて18%の税収入を国に収めるように義務付けました。

この新しい取り組みは2019年から実行され、無法地帯であった市場を整備し、個人情報や支払いの安全性を保証できないプロバイダを排除することへと繋がりました。
さらに国のiGamingによる税収入は2021年には74億スウェーデンクローナ(約1,000億円)に達しました。

スウェーデン在住のonlinecasinojapan.comの編集者Nakata Hidekiによると、合法化されたあとはイカサマなどを行うサイトが一掃され、オンラインカジノやスポーツベットに関するイメージは良い方に変わったそうです。
街中を歩いていてもバス停や駅のホームなどにiGamingの広告を簡単に見つけることが可能で、エンタメの一つに変わってきていることが見受けられます。

■日本のiGamingの今後

さて、気になる日本のiGaming業界の今後ですが、2024年現在では非常に厳しいと言えるでしょう。
警察は2023年の9月頃から、オンラインカジノの配信を行っていたYoutuberを逮捕したり、決済代行業者の幹部を起訴し、メディアも大体的に国民にネガティブなイメージを与えています。

そのため、近い将来にはスウェーデンのように合法化されることは難しいかもしれません。
しかし、すでに日本からのiGaming利用者の数は非常に多く、多くの日本人のお金が海外の企業に流れていっている事になります。
そのため、完全にiGamingを日本で規制してしまうのではなく、スウェーデンのような形でうまく既存のユーザーを残しつつ、国へもお金が入るような仕組みを作る事も一つの手と言えるのではないでしょうか。

【PR】本稿はインフォメーションです。

最終更新:2024/04/08 17:20
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