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本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』

米倉涼子が正念場 !? 持病、経営トラブルを乗り越え、映画『ドクターⅩ』は成功となるか?

米倉涼子が正念場 !? 持病、経営トラブルを乗り越え、『ドクターⅩ』は完成、成功となるか?の画像1
米倉涼子

 昨年3月からAmazonプライム・ビデオで配信され、好評を博した米倉涼子主演ドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』。シーズン2の製作も内定したうえ、6月からはテレビ用に再編集されたバージョンがNHK BSなどで放送されるが、独立から丸4年を迎えた米倉が、ここにきて正念場を迎えているという。

 「米倉は、オスカーから独立して個人事務所を設立した際、それまで米倉さんのマネージャーを務めていたH氏を引き抜きましたが、昨年5月、H氏は喧嘩別れ状態で退社されてしまいました。経営については素人の米倉が四苦八苦するなか、持病の急性腰痛症、仙腸関節障害が悪化。ネットドラマの続編と、映画化予定の『ドクターX』の撮影に支障が出て、年内に放送・公開できるか、不透明な状況なんです」(ドラマ関係者)

 米倉は2020年3月、デビュー時から所属していたオスカープロモーションを退社し、個人事務所「Desafio(デサフィオ)」を設立。そこに、オスカーでマネジャーを担当していたH氏が合流した。

「H氏はオスカー時代に米倉のチーフマネジャーを務めた人で、米倉の代表作となった『ドクターⅩ』(テレビ朝日系)シリーズ成功の立役者と言われています。米倉自身は、役のイメージ定着を恐れて、『ドクターX』シリーズが終了するたびに“これで終わり”と言っていたそうですが、そんな米倉を説得して続編を実現させたのもH氏です。そんなH氏が昨年5月、突然、米倉の事務所を退社してしまいましたが、原因は経営方針の対立だそうです」(元事務所関係者)

 H氏の退社後、米倉は知人から紹介されたエンタメ関連の長老B氏を取締役に迎え、事務所の再建を図ったというが、同年11月、B氏が急逝。取締役就任からわずか4カ月での出来事に、すでに映画化が決まっていた『ドクターⅩ』の撮影も影響したという。

「B氏の急逝で米倉は対応に追われただけでなく、同時に持病も悪化させたようです」(同)

 オスカーから独立する前の19年、米倉は、難病の低髄液圧症候群を発症していたことを公表しているが、その後、22年には、急性腰痛症と仙腸関節障害による運動機能障害で、米・ニューヨークで上演予定だった主演ミュージカル『CHICAGO』を降板している。

「『ドクターⅩ』シリーズでは、ハイヒールがトレードマークでしたからね。その影響ではないかとも言われていて、そのため、映画の撮影は、米倉の体調を考慮したようです。撮影スケジュールは大幅に狂い、昨年内に撮り終えることができませんでした」(前同)

 実際、今年に入っても、『ドクターⅩ』がクランクアップしたという情報は聞えてこない。
「米倉は、『ドクターX』と平行して、『エンジェルフライト シーズン2』も撮っていたそうです。ただ、『シーズン2』については、当初は前回同様、連ドラを予定していたところを、米倉が長時間の撮影に耐えられないため、2時間ドラマになる可能性が高いと言われています」(映画ライター)

 今年4月で独立から5年目を迎えた米倉だが、業界ではこんな声もある。

「米倉は、ブレークした頃、ドラッグ中毒の元暴力団関係者とのスキャンダルに見舞われたことがある。それを事務所が身を挺して守ってくれたから、今があるんです。にもかかわらず、独立というのは、身勝手だと言われていました」(大手プロ役員)

 筆者は、『ドクターX』の映画化は、オスカープロが事務所の有する権利を譲渡したことで決定したと聞いている。オスカーの意向抜きで制作を進められるようにするためだ。その恩義に報いるためにも、米倉が映画とドラマを完成させて甦ることができるか、注目したい。

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2024/05/04 14:00
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