日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『Re:リベンジ』ただ不快なだけ

『Re:リベンジ』第9話 ファンならサービスカット連発、それ以外にはただ不快なだけ

大友役の錦戸亮

 ポップでキュートな赤楚衛二くんがそのセンター分けの美顔を存分に歪ませて、葛藤を抱えた大病院の理事長を演じている『Re:リベンジ-欲望の果てに-』(フジテレビ系)も第9話。

 前回あたりから本格的に闇堕ちしてきた主人公・海斗くん(赤楚)でしたが、今回はもう笑っちゃうくらい最悪です。

 振り返りましょう。

■素直ではある

 元カノの妹ちゃんを死なせた医療過誤の隠ぺい工作に奔走している海斗くん。真相を知る小児科医・若林先生(橋本淳)を恫喝まがいに口止めし、それを会長の皇一郎(笹野高史)に報告すると、「脅すだけじゃなくオイシイ思いもさせておけ」と進言されてしまいます。

 すると海斗くん、素直な子ではありますので、若林先生の両親を田舎から呼び出し、料亭の席を用意すると、その場で若林先生を「新センターのセンター次長に抜擢する」と宣言。さらに両親の住む実家に高級牛肉の詰め合わせを送り付けるなど絵に描いたような懐柔っぷりを披露。若林先生のご両親は掛け値なしの大喜びです。

 喜ぶ両親と身重の妻、その姿を目の当たりにした若林先生は、医療過誤を明らかにすべきだという医師としての良心に頭を悩ませながらも、センター次長への就任を受け入れることに。海斗くん、またひとり闇に引きずり込みました。

 一方、大友先生(錦戸亮)からのタレコミを受けて真相を知ることになった週刊誌記者の木下(見上愛)は海斗くんを疑いつつも、なんかすごい抱いてくる海斗くんを追及することができません。恋する乙女の弱みを、いいように利用されてしまっていました。

 着々と隠ぺい工作を進める海斗くんでしたが、大友先生に呼び出されて詰められると完全に逆上。木下の好意を利用して枕で口止めしていることを認めてしまいます。

 するとその場に大友先生から呼ばれていた木下が登場。利用されていたことを知った木下はすべてを記事にして公表する決意をしました。

 記事には、関係者の証言が必要です。木下は若林先生から話を聞こうと、ビルの屋上に呼び出します。約束の20時、そこに“誰か”が現れ、木下は屋上から落下して死亡。このドラマが始まったときには想像もしていませんでしたが、元カノの妹とかわいい木下の2人が海斗くんのせいで死ぬという、なかなかハードな展開となっています。

■とにかくクズに描かれるわけですが

 ここにきて、海斗くんにいいところは何もありません。とにかくクズ中のクズ、人の風上に置けない人物として、とことん描かれることになりました。

 そんな海斗くんを、赤楚衛二が懸命に演じます。卑劣、傲慢、狼狽、怒号、どれも今までの赤楚衛二には求められてこなかった、新たな赤楚像が次々に登場するわけです。

「こんな赤楚きゅん、初めて……」

 ずっと赤楚衛二という俳優さんを追いかけてきたファンにとっては、眼福この上ない、サービスカットの連発となっているに違いありません。

 問題はそれ以外なんよね。別に赤楚くんを好きじゃない人たちにとっては、マジでクソやべー奴が権力を振り回して人を死に追いやってるようにしか見えない。シンプルに、海斗くんという人物が大嫌いにしかなれない。このドラマ自体も、嫌いにしかなれない。ずっと不快だし、見る理由がない。

 ある意味で赤楚衛二という俳優のバリューに全ベットしているわけで、その潔さは大したものだと思いますが、そうなってくると年齢と見た目に不相応な「大病院の理事長」という役柄が気持ち悪くなってくるんです。卑劣、傲慢、狼狽、怒号、それらを例えば『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)のディカプリオみたいな年齢相応のヨゴレとして演じさせたら、もっともっと共感を得られるようなものになったんじゃないかなと。

 今回はそんな感じです。いずれにしろ大友先生はまだ謎を抱えていますし、ここまでのクズを最終回でどう着地させるかにも興味は残っています。広い心で楽しみましょう。

(文=どらまっ子AKIちゃん)

どらまっ子AKIちゃん

どらまっ子です。

最終更新:2024/06/07 17:00
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed