中日、ベテラン福留が14年ぶり復帰！ 阪神内部情報を提供できるかに注目が

「14年ぶりに竜復帰！」と名古屋のドラ党が大喜びしている。

　プロ野球、阪神タイガースをクビになった福留孝介選手の中日ドラゴンズ入りが18日、正式決定。契約後に本人は「みんなで勝って喜びたい」と意気込んだが、単純にプレーヤーとして以外にもベテランには重要な任務が課せられている。

　会見の中で福留は中日が契約を結んだのは「ここ一番での一本（に期待している）と強く言われた」と明かし、あくまで代打要員であると強調。

　ただ、選手としては「最初から最後までグラウンドの中に立っていたい」とあくまでスタメンでの出場にこだわるという。

　プロ野球OBは「来年、福留も44歳になるが技術はトップ中のトップ。その辺の打撃コーチより実力、指導含めよっぽどうまい。これだけでも十分に戦力としてなり得る。中日はよく獲得を決めたと思う」話す。

　また、同一リーグである阪神からの移籍には、こんな期待もされている。

「今年、中日は阪神戦での成績がもう少し良ければ順位が入れ替わりセ・リーグ2位でシーズンを終えられた可能性もあった。それには“つばぜり合い”するだけの情報を持ち合わせる必要がある。そこは、野手のみならず投手にもいろいろアドバイスを送っていた福留なら、阪神の選手だけでなく矢野燿大監督以下首脳陣、フロント、チームスタッフのあらゆる最新情報は入手済み。敵も同じく中日OBでチーム事情に詳しい井上一樹氏が来年、ヘッドコーチを務めます。この2人、実は互いにあまり仲はよろしくないと聞いている。どちらがより情報通であるか、その結果も来シーズンははっきりと成績に現れることでしょうね」（同）

　これはこれで、面白い試合の見方がまたひとつ、増えたと言える。