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孤立深める亀田三兄弟 国内には練習相手もトレーナーもいない……!?

koki_daiki00.jpg次男・大毅には難敵坂田との防衛戦が控える

 プロボクシングの亀田興毅・大毅の兄弟が、8日の航空機でフィリピン合宿に出発した。現地ではスパーリング中心の実戦練習を予定しているというが、他のボクシングジム関係者からは「合宿といっても、日本でまともな練習ができないからでは」という声も出ている。

 通常、ボクサーのスパーリングは国内で他のジムの選手と交流することが多いが、同関係者によると、3月末に父・史郎氏が起こした暴言騒動などの余波もあって付き合いを控えるジムがほとんどなのだという。

「過去に交流はあっても、やたらケンカ腰のスパーリングをやってくると評判も悪いし、何より史郎さんの偉そうな態度で怒ってる人も多いからね。最近はスパーリングパートナーをフィリピンから呼んでいるけど、宿泊も含めた経費を考えれば、自分たちが向こうに行ったほうが安上がりという経済的事情もあるはず」(同)

 それに加え、亀田ジムの場合、専属トレーナーが不在という慢性的な悩みもあるという。

「これまでは先日、会長に就任した吉井慎次さんがトレーナーだったけど、あの人に世界レベルの若い選手のミットを持つ技術があるとは思えないからね。ミット打ちは早いコンビネーションに対応しなければならないけど、彼ではスピードについていけないはず。彼のブログなんか見ても技術的な指導の様子はほとんどないでしょ。3月の興毅とポンサクレックの試合でも、吉井さんはセコンドにもついてなかったしね。ちゃんと指導していたらセコンドにつかないなんてことはありえない」(同)

 吉井氏が会長に昇格したことで、新トレーナーには友好関係にある勝又ジムの田中宏昌氏(38)がトレーナーに就任したが、これも業界内からは「形だけのトレーナーだろう」という声が多いという。

 田中氏は2年前まで現役ボクサーだったため、トレーナー経験は浅いが、その現役時代も6回戦のB級選手で5勝(1KO)7敗と負け越しだった。「試合スタイルもテクニシャンではなかったし、とても世界ランカーを指導できる人物とは思えないなあ」と前出関係者。

 横暴な言動で業界からの協力が得られず、メキシコ滞在中の三男・和毅を含め、兄弟を迎えてくれるのは海外ばかりだ。心の拠りどころである史郎氏にしても、指導に関与しないことがジム継続の条件にもなっており、孤立感が漂う。フィリピンでの練習が実を結べばいいのだが……。

亀田興毅、宣戦布告

口は災いの元。

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最終更新:2010/06/14 11:00
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