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“順番待ち”が15人も! 自民党圧勝の裏で「大臣になれない」ベテランたちが右往左往……

jiminto0805.jpg自民党公式サイトより

「今はまだ何も手が打てていない。正直、焦っている」

 自民党圧勝で終わった参院選。次の焦点は「人事」に移った中、ある6回生議員は苦悩をこう打ち明けた。激戦の東京選挙区で106万票余を獲得してトップ当選した丸川珠代氏の初入閣などが早くもマスコミでささやかれるが、党内ではベテラン議員たちの焦りの声も漏れ始めている。

 というのも、いまだ大臣ポストを経験していないベテランが、自民党内には目白押し状態なのだ。ざっと名前を挙げてみよう。当選9回の逢沢一郎氏(59)は、野田佳彦前首相(民主党)と松下政経塾の同期として知られ、祖父・寛氏、父・英雄氏も衆院議員の3世の、いわゆる“サラブレッド”だ。8回生では宮路和明氏(72)、山口俊一氏(63)の2人。7回生は坂本剛二氏(68)、山本公一氏(65)。

 さらに、6回生はお茶の間でもおなじみの河野太郎氏(50)、平沢勝栄氏(67)など15人が“順番待ち”状態だ。ある6回生議員の政策秘書は語る。

「“6回生の出世頭”は、菅義偉官房長官(64)。彼の後方には「代議士が目白押し。とりわけ、70歳定年制が導入されている自民党議員にとって、もう後がない竹本直一氏(72)、原田義昭氏(68)といった昭和20年前の“戦中生まれ”にとっては最後のチャンス。5回生以下の“若造”ばかりにポストが与えられるのは、気が気じゃない」

 そんなベテラン勢がやきもきしている中、ウソかまことか、内閣改造人事は今年の暮れまで行われないとの話も出ている。

「当初は、秋の臨時国会前に小幅改造を行うとみられていました。しかし、消費税増税をはじめ、重要案件が目白押しのため、今のまま乗り切って、来年1月の通常国会までに改造を行う案が有力です」(政治ジャーナリスト)

 ねじれ解消で、ハプニングはないとみられる永田町劇場だが、この秋は自民党内のベテラン議員らの“猟官活動”が一番のみものかもしれない。

最終更新:2013/08/05 18:00
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