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『はねる』終了で東京のレギュラーはゼロに……キングコング・西野亮廣を再浮上させる“嫌われ力”

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 お笑い芸人のキングコング・西野亮廣(33)が、“嫌われ芸人”として大活躍している。

 かつて、約5年間にわたり毎日書き続けたブログ「西野公論」での自己陶酔的な発言や、ストレートすぎる物言いがバッシングを受けてきた西野。

 ブログ休止後も、Twitterで放送作家・鈴木おさむの著書に対し「ちっとも面白くないし、都合よく乗っかる芸人はもっと面白くないですね」とかみつき騒動となったほか、「NGK(なんばグランド花月)のエレベーターに乗ろうと思ったら、『まもなく(千原)ジュニアさんが来られますので、待ってください』と吉本の社員。知らねーよ」「僕は太宰治が(いかがわしいから)大嫌いなのです」などとツイートし、そのたびに謝罪に追い込まれている。それでも、「ツイッター上で『死ね』とか言われるのは全然平気です。ただ、批判する人に舵を取られるのは嫌ですね」と発言するなど、強気のスタンスを貫いてきた。

 また、表沙汰になっていない“舌禍事件”は相当数あるといい、現場でも「とにかく、すべてが上から目線。番組内で気に入った演出があると、ディレクターに対して『俺はお前を認めるよ』なんて言って、変に大御所ぶる」(お笑い関係者)ため、本気で慕う後輩芸人やスタッフは“ほとんどいない”といわれている。

 そんな“嫌われ芸人”の西野が、先月30日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「ギスギスしてるけどキングコング同期芸人」という企画に出演した。

 同期のNON STYLE・石田明は、西野に対し「簡単に人を裏切りそうなので、信用していない」「スターっていうものを勘違いしてる」などと発言。平成ノブシコブシ・吉村崇も、「誰も聞いてないのに『俺、何人抱いたかなあ~』とか言ってくる、超イヤな奴」などと言い放ち、客席の女性たちは「えー……」と、西野を軽蔑するような反応を見せた。

 また、今月2日放送の『ゴッドタン』(テレビ東京系)では、5人の女性の中から、西野のことを“マジで嫌い”と思っている人を当てるクイズ企画を放送。「絡めばお前も嫌われる。呪いの嫌われパンデミック」という紹介で登場した西野は、「(嫌われ度合いは)俺の人生の中で、今がピーク」と認めたものの、その理由を「僕自身では、なんで嫌われてるか分かってない」とした。

 登場した女性たちは、西野の嫌いなところを「部屋のインテリアを自慢してきそう」「自分のこと好きすぎる」「服がいつもパントマイムの人みたい」「応援してるファン無視して、ネットの悪口ばっか意識してる」などと次々と挙げ、MCの劇団ひとりも「(嫌われてるのは)調子に乗ってっからだよ!」と毒づいた。

「よしもとには、南海キャンディーズ・山里亮太や、ウーマンラッシュアワー・村本大輔など、“嫌われキャラ”をウリにしている芸人は少なくないが、西野の場合はマジもんの“ヤバさ”が漂っているだけに、バラエティでもイジリづらい部分があった。しかし、昨年9月に『はねるのトびら』(フジテレビ系)が終了し、東京でのレギュラーがゼロになったことをきっかけに、よしもと側が今まで以上に『“嫌われ芸人”として、どんどんイジッてください』と売り込むようになったそうです」(お笑い関係者)

 昨年8月には、絵本作家として『嫌われ西野、ニューヨークへ行く』(宝島社)という著書も発売した西野。ネット上では、「暴言を吐かれてる西野を見てるとスカッとする」「ネット上での西野は嫌いだけど、バラエティで直接イジられてる西野は好き」という声も多いだけに、“嫌われ芸人”としてあらためて地位を築きそうだ。
(写真=長谷英史)

最終更新:2014/02/04 08:30
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