トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 「麻酔遊び」完全版【週末お笑い雑話】

「麻酔遊び」完全版、さらばラブレ対談、新山漫才過剰解説……【週末お笑い雑話】

今週あったお笑い界隈の話題をピックアップ! ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを~。

■「麻酔遊び」完全版

編集S 藤井健太郎さんの『KILLAH KUTS』、「麻酔ダイイングメッセージ」の完全版がYouTubeで公開されました。

新越谷 こんなことあるんですねえ。びっくりした。

編集S ホントですね。ラランド・ニシダが朦朧としながら「東京ホテイソン、じゃなくて……東京の……大麻やってる」みたいなことを言ってるシーンがアマプラでは公開直後にカットされて、今は見られなくなっている。

新越谷 ホテイソンの2人が自分たちのYouTubeで薬物検査して、悪ノリしながら釈明してましたね。やってるわけないだろって。

編集S 日本麻酔科学会が激怒しているという話もありました。

新越谷 アマプラにアップされたタイミングでは見逃してたので、今回初めてそのシーンを見たんですが、まあ、笑ってしまいましたね。ニシダ、なんなんだあいつ。

編集S 思った以上にちゃんと言ってましたね。「大麻やってる」って。

新越谷 言ってることもそうだけど、朦朧としながらしゃべり続けるニシダをお医者さんたちが押さえつけて鼻からグイグイカメラ突っ込んでるのも、なかなかヤバい映像でした。

編集S それは思いました。

新越谷 それにしても、「テレビでできないことをやる」で始まったはずの『KILLAH KUTS』がアマプラでもカットしなければならなくなって、結果、藤井さん本人がわざわざYouTubeチャンネルを立ち上げてまで完全版を配信するというのは、ちょっと事件だと思いますよね。自分が作った作品に対する執念とか矜持とかの話とは別に、プラットフォームとはなんぞや、と考えてしまう。少なくとも、アマプラの金で作った映像であることはまちがいないわけで。

編集S そらそうですよね。

新越谷 でも藤井さんからしたら客が見せたいものを見せられるなら見せるという、シンプルな行動でしかないんだろうなとも思うし。なんか、結局シンプルでいいんだよな。何するにしても、シンプルに考えたいと思いました。

編集S 何かありました、最近?

新越谷 別に。

■さらばラブレ対談

編集S 裏さらばで、さらばとラブレターズが飲み会してます。

新越谷 最多ファイナルのさらばと、ついにキングになったラブレターズ。『キングオブコント』決勝、合わせて11回出てる。

編集S すごい数字。

新越谷 ああ見えて、コントの神々ですよね。小さな神々。リトルゴッド。

編集S まさに生きる伝説。コントの歴史のすべて。

新越谷 全然そんな感じがしない。

編集S 単なる若手おじさん芸人の飲み会みたいな。

新越谷 さらば、最後の『KOC』の出方が不運だったんですよね。2018年で賞レース引退するって決めて臨んでて、その気運を高めたいところだったはずが、この年は決勝進出者の発表が当日だったんですよね。生放送まで誰がファイナリストかわからないという謎のプロモーションがあって、しかも前年まではファースト上位5組で2本目の最終決戦やってたのが、この年から上位3組なった。で、さらばは4位。賞レースからひっそりといなくなった感じがすごい。

編集S でもそれでYouTubeにシフトしてったことで今の成功があるとも言えますよね。

新越谷 それは間違いないと思います。死ぬほどおもしろい企画いくつも見せていただいてますしね。

■新山漫才過剰解説

編集S さや香の新山が『M-1』2022年の「免許返納」ネタ解説動画をアップしてました。

新越谷 新山いわく、現時点でのさや香の最強ネタですよね。去年も「免許返納」以上のネタは作れないって言ってた。

編集S あんなに一行ずつ漫才を解説する動画も珍しいですよね。

新越谷 やりすぎ感ありますよね。漫才過剰解説。ボケツッコミを入れ替えたとき、中川家のスタイルを目指したという話は聞いたことなかったし、意外でした。言われてみればそうかもしれないけど、オリジナリティを獲得するってこういうことなんだなと思ったり。

編集S はいはい。

新越谷 あと、「作ってたらミルクボーイっぽくなっちゃったから、路線変更した」とか、リアルで具体的な思考回路が赤裸々に明かされていたり、結局は叩きまくるってことなんだなとも思ったし、贅沢な動画ですよね。

編集S みんなにやってほしいとも思いますよね。過剰解説。

新越谷 どうなんですかね、あれをやることの良し悪しというか、功罪はあると思う。新山はそのへん独特な感性というか、見せ算やって、今年は『M-1』辞退して、来年どうするかも決めてないんでしょうし、そういう状況だからできることではあると思いますけど。

編集S そうかもしれないですね。

新越谷 でも、若手にとってはすごい参考になるんだろうなとは思いますよね。贅沢な教材というか。

編集S それはそうですよね。あのネタがなぜおもしろいか、全部明かしちゃってるわけですもんね。

新越谷 「ここはしゃばいけど、ウケるから残す」とか「ここは勢いだけ」とか「自分の中で整合性が取れているかどうか」とか、金言だらけ。ありきたりですけど、無料で見ていいのー? という動画でしたね。

編集S ほんとにね。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2024/11/24 10:00
ページ上部へ戻る

配給映画