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中国“ヤバい”漫画家・孫向文の「チャイナめった斬り」

禁断の「整形旅行」を打ち出した“ジリ貧”韓国に、中国人の大半は失笑?

chinesekorea.jpgイメージ画像 Photo By Simon Williams-Im from Flickr.

 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。

 多くの中国人が相変わらず日本に観光で押し寄せ、大量の日本製品を購入しています。5月20日付の「環球時報」においては、米メディアを引用する形で、韓国がそんな状況に対して忸怩たる思いを抱いているということを記載していたので、今回はそれについて紹介しようと思います。

 概略を話しますと、韓国の観光業界は、中国人観光客を日本から奪うため、「整形大国」をアピールしているとのこと。中国の旅行会社に対しても「韓国整形旅行」などと銘打って宣伝を打ったようです。中国観光業界の統計によると、2014年、韓国で整形をした中国人は、5.6万人。これは、韓国における整形客の7割を占めるまでに至っています。韓国の観光業としては、ここでさらに「整形」を押し出して、新たな中国人観光客をつかみ取ろうというわけなのでしょう。

 ですが、この記事に対する中国人のネットユーザーの反応は散々なものでした。もともと、中国人の伝統として、親から授かった体を変えることは「親不孝」だという考え方があります。韓国ですと、親が成人した子どもに整形代をプレゼントするケースもあるみたいですが、中国の封建的な家庭ですと、もしも、親が整形した子どもの顔を見たら、親不孝者として絶縁するケースも多々あることでしょう。最近は韓流ドラマの影響により、そんな考えも一部では変わりつつあるとはいえ、やはり、一般的な中国人は整形と聞いてあまりいいイメージを抱くことはありません。

 このニュースを見たとき、僕は、韓国の観光業界は整形を押し出さなければいけないほど苦しい状況なのだろうかと思ったものでした。そして確かに言われてみれば、韓流ドラマやK-POPをはじめ、韓国のエンタテインメントは依然として中国でも人気はありますが、ここ数年、韓国の電化製品は急激に人気を落としていることに気づきます。

 中国におけるスマホのシェアランキングを見ると、数年前までは、GALAXYがiPhoneとトップの座を争っていましたが、いまや4位にまで転落。1位がiPhone、2位が中国メーカーの小米、3位がやはり中国メーカーの華為、そして、ようやくGALAXYなのです。もはや「高い金を出してGALAXYを買うんだったら、それより安くても中国メーカーの携帯を買ったほうがマシ」と中国人ユーザーは考えています。韓国が誇るスマホですらこんな具合ですから、「電化製品を爆買いするんだったら、韓国製品よりも日本製品! 高い韓国製品ならば、安い中国製品のほうがマシ」というのが、中国人の一般的な考え方になりつつあるのです。

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