日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 27歳のH・J・オスメントくん!
あのハリウッドの人気スターは今!?

『Mr.タスク』で元天才子役がセイウチ人間と対決? 性格俳優としての大いなる変身ぶり、どーですか!

osumennto56445547.jpgかつての人気子役も、今や27歳に。全体的にぽっちゃりした感がありますが、目元には少年時代の面影がしっかり残っています。

 この顔、どっか見覚えあるなぁ。元名子役? あっ、『ホーム・アローン』(90)に主演していた少年だ! 違います、それはマコーレ・カルキンくん。このちょっとぽっちゃりしたヒゲ面の青年は、かつて『シックス・センス』(99)や『A.I.』(01)などの大ヒット作で、名演技の数々を披露したハーレイ・ジョエル・オスメントくん。『ペイフォワード 可能の王国』(00)なんて号泣したよなぁ。18歳のときに飲酒運転で警察騒ぎになったこともあったオスメントくんだけど、本人いわく「若気の至りだった」と反省しきり。その後はハリウッドの人気セレブながら、マーティン・スコセッシらが学んだニューヨーク大学芸術学部でイチから演技について勉強。最近ではエッチ系コメディ『SEXエド チェリー先生の白熱性教育』で童顔を活かした童貞教師役を熱演し、米国でカルト的人気の高いケヴィン・スミス監督の笑撃ホラー『Mr.タスク』ではジャスティン・ロングやジョニー・デップらと共演。性格俳優として再び脚光を集めているのだ。

──スピルバーグ監督のSF大作『A.I.』では永遠に成長しない少年型ロボットを演じていましたが、今やすっかり大きくなって……! 11年ぶりの来日を熱烈歓迎いたします!!

オスメント サンキュー、サンキュー。日本に帰ってくることができて、とてもハッピーです。

──日本でこれから公開される『Mr.タスク』は世にも恐ろしい“セイウチ人間”が登場する奇妙奇天烈なホラーコメディ。先日公開された『SEXエド』では子どもたちに正しいSEX方法を教える性教育の先生に。どちらも子役時代には考えられなかったユニークなキャラクターですね。作品選びはどのようにして決めているんですか?

オスメント まずは脚本を読むことだね。エージェントとマネージャー、それと僕とでそれぞれ脚本を読んでから決めるようにしているんだ。作品選びのポイントは、僕がこれまでに演じたことがないようなキャラクターであること、タイプが異なる作品であるっていう点だね。そういう意味じゃ、『Mr.タスク』と『SEXエド』は僕が演じているキャラクターも作品のタイプもまるで違う好例だと思うよ。『Mr.タスク』はポッドキャストのMCを親友(ジャスティン・ロング)と一緒にやっているオタクチックな若者、『SEXエド』は生徒たちに熱心に向き合うあまり、空振りばっかりしているダメ教師。どちらも演じていて楽しかった。特に『Mr.タスク』の脚本は今までに読んだことのない斬新な内容だったから興奮したなぁ。ジャスティン・ロングやジョニー・デップらの出演も決まっていて、「これは出演するしかないでしょ!」と即決だったよ(笑)。

──『Mr.タスク』のケヴィン・スミス監督って、コンビニに来店する珍客たちを描いた『クラークス』(94)や自殺願望を持つ堕天使たちとイエス・キリストの末裔である女性堕胎医を主人公にした『ドグマ』(99)など、おかしな映画ばっかり撮っていますよね。

オスメント そうそう(笑)。ケヴィン監督とは『Mr.タスク』で初めて一緒に仕事をしたんだけど、彼とは昔から知り合いのような気がしていたんだ。彼の映画は監督デビュー作の『クラークス』からずっと観ていたし、彼がMCをやっているポッドキャストも昔から聴いていたしね。今回の『Mr.タスク』はケヴィンのファンからの情報がもとになって作られた映画。「セイウチのかっこうで暮らしてくれる同居人募集」という貼り紙をファンが見つけ、その話をケヴィンが面白がって映画化したものなんだ。ポッドキャストでその経緯も聴いていたよ。まさか自分がその映画に出演するとはね(笑)。ジャスティン・ロングとも初共演だったけど、彼はとても気さくだった。ジョニー・デップのアドリブを交えた演技は、目の前で観ていて鳥肌ものだったよ。すごく楽しい撮影現場だった。それで、ケヴィン監督の新作『Yoga Hosers(原題)』にも同じメンバーでまた出演しているんだ。

──子役時代は「天才少年!」と絶賛されたけど、役づくりの方法や作品との接し方など変わった部分はある?

オスメント 演技のキャリアを始めて間もない頃に、素晴しい監督や名優たちと一緒に仕事ができたことは幸運だったと思っているし、そのときの体験は僕にとって大きな財産になっていると思うよ。当時から脚本をまず何度もしっかり読み込むこと、自分なりに役づくりをきちんとした上で、それからリハーサルに取り組むこと。これは子役時代から今も変わらず続けている俳優としての基本的なことだね。この部分に関しては変わらないよ。でも、僕も年齢を重ね、いろんなことを経験したことで、撮影現場での過ごし方は変わってきたんじゃないかな。自分から役についてのアイデアを出すこともあるし、共演者の芝居に合わせて即興的に演技をすることもある。キャリアを積むことで、昔よりも演技は改良されてきていると思うな。

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