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党幹部は“スーパー銭湯”で買春!? 拡大の一途をたどる北朝鮮の最新「売春事情」

nk0805.jpg北朝鮮資本の七宝山ホテルのコンドームセット

 北朝鮮当局は、斡旋業者を銃殺にするなど、売春に対して厳しい措置を取ってきた。ところが、最近では売春を取り締まる立場の保安員(警察官)を抱き込む形で、拡大の一途をたどっている。

 咸鏡南道(ハムギョンナムド)のデイリーNK内部情報筋は、北朝鮮売春事情について次のように語る。

「売春行為が大々的に行われるようになったのは、90年代末の“苦難の行軍”(註:飢饉と経済的困難を乗り越えるためのスローガン)の頃から。当時は生き残るために売春に身を投じる女性が多かったが、今ではビジネスとして組織化している」

 北朝鮮の大都市である咸興(ハムン)、清津(チョンジン)、平城(ピョンソン)などの駅前や市場の周辺に行くと、「宿あります」と声をかけてくる女性がいる。売春婦はホテルなど公式の宿泊施設には泊まれないお国事情があることから、公務の出張や商売でやってきた人々を自宅に泊める臨時宿泊業の客引きだ。

 彼女たちは「すべてそろっていますよ」と言いながら客を引こうとするが、この「すべて」には宿泊、食事に加えて女性、すなわち「売春」が含まれている。

 客がOKを出すと、民家に案内される。「宿代」は、10~20代前半の女性の場合は4~5万北朝鮮ウォン(約600~900円)、30代女性なら2~3万北朝鮮ウォン(約300~450円)。それを宿の主人、売春女性は35%ずつ、ポン引きは30%の割合で山分けするというシステムだ。

 当初はワイロを受け取り、売春行為を見逃すだけだった保安員も、今ではすっかり売春宿の用心棒と化している。保安員の庇護のもと、売春業はさらに大きくなり、業者間のトラブルも頻発しているという。

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