【閲覧注意】死者のために指を切断する「ダニ族」の痛すぎる奇習!
自らの意志で己の指を切断する。
日本のヤクザ社会では「指詰め」「エンコ詰め」と呼び、大きな失敗を犯した自分への戒めやヤクザ社会から足を洗う際のケジメとして、古くから儀式的に執り行われてきた。
このように自ら肉体の一部を切断する文化は世界でも珍しいのだが、全く例がないわけではない。インドネシアの西ニューギニアで、現在も原始的な生活を送るダニ族の女性たちは、指を欠損している者が多い。彼女たちも自らの意志で、指を切り落としているのだが、彼女らの“指詰め”は、日本のヤクザと、その意味合いが全く異なる。
ダニ族の女性は自分の親族が亡くなった際、故人への弔いの意味を込め、自身の指を切り落とすのだ。これはダニ族間での宗教的信念に由来する行為であり、指を切り落とす際の激痛は、大切な人を亡くした心の痛みと同等なのだという考えに基づいている。この時の激痛に耐えることで、愛する人を失ってしまった際に生じる精神的混乱を断ち切るのだ。
■愛ゆえに指を切り落とす女性たち
彼女たちは家族が亡くなった数だけ指を切り落とす。そのため、かつて部族間の戦いがあった頃には、夫や息子を亡くした女性が一度に複数の指を切り落とすこともあり、十指すべてを失うのも珍しいことではなかったという。
ダニ族の女性たちは、指を切り落とす際、まず長時間指にきつく紐を結びつける。血流を止めて麻痺させるのだ。そして指を切り落とした後は、切断面を焼いて止血。そして切り落とした指は炎で焼かれて灰となり、故人の墓前に捧げられる。
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