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宇多田ヒカル復帰報道の「父激怒」は“サプライズ潰し”が原因? 実際の復帰は来年中か

utada1217「traveling」(東芝EMI)

 歌手・宇多田ヒカルの来年の活動再開を伝えた、スポーツ報知の記事内容を、父で音楽プロデューサーの照實氏と所属レコード会社が否定したが、音楽関係者からは「宇多田サイドがサプライズ発表を潰されて激怒していた」という話が聞かれる。

 5年前に「人間活動に専念」するため、音楽活動の無期限休止を発表した宇多田は、イタリア人男性との間にできた子どもを身ごもっていた7月、「妊娠中、新しいアルバムを制作してました」と自身の公式HPで発言したばかりだった。そのため活動再開が近いのは確かなようだが、報知が「海外で新曲をレコーディング中で、来年春にアルバムを発売する予定が立った」として、「新曲の番組タイアップなどの話も進行中」とした記事を出すと、照實氏は「全くのガセネタ」とバッサリ、所属ユニバーサルも「そのような事実はございません」と真っ向否定した。


 あまりの強い反応に、音楽関係者からも「どうしたんだ?」という声が上がっているが、その理由について、ある関係者は「久々の活動再開なので、サプライズで仕掛けるプランがあったようだ。それを報道で先手を打たれてしまったことが、激怒の原因だった」と明かす。

「これだけのブランクから復帰するとなれば、注目度はかなり高い。そうなると、ビジネス的に考えれば、それを大金に換えようとするのが自然。サプライズ発表で注目度を上げ、その付加価値をエサにタイアップなどの値も吊り上げられるわけです。ちょうどそういう交渉の余地がある中で、報知の報道が出て、色あせてしまった。それで怒ったんでしょう」(同)

 言われてみれば、宇多田サイドはメディアコントロールに非常に長けていることで知られ、デビュー時にも出演番組を制限する父親主導の絶妙な戦略で商品価値を上げたこともあった。狙ったプランを報道で台なしにされたというのなら、過剰反応もうなずける話だ。

「この件は相当、宇多田サイドを怒らせているようで、復帰会見のようなものがあっても、報知の取材は拒否するというウワサまである。実際には発売日が決まっているわけではなさそうですが、海外ではなく、夏に国内でレコーディングがあったのは間違いないので、そうなると来年中のリリースは堅いでしょう」(同)

 一説には、フジテレビのゴールデンタイム放送のドラマに新曲が主題歌として使われるともいわれ、また、同局の情報番組のテーマにも別の曲が使われるというウワサもあるが、いずれにせよ、来春ごろになれば報知の記事が事実だったかどうかわかるだろう。
(文=ハイセーヤスダ)

最終更新:2015/12/18 18:08
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