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絶好調レスター岡崎慎司に不名誉な記録? 日本代表ストライカーが抱えるジレンマとは

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 今、英プレミアリーグはレスターシティの話題で持ちきりだ。ここ4試合全て1-0で勝利し粘り強さを見せると、残り6試合で、ついには2位のトッテナムに勝ち点差を7に広げている。もしこのまま優勝を遂げたら、スポーツ史に残る“奇跡の番狂わせ”といっても過言ではないだろう。

 そんなレスターの中で、岡崎慎司は日本人のひいき目なしに、主力の一人だ。ほとんどの試合でスタメン出場し、献身性を武器にピッチを所狭しと走り回っている。しかし、そんな岡崎のある不名誉な記録が話題となっている。


「今シーズンの岡崎は、たったの2試合しかフル出場を果たしてないんですよ。22試合先発20途中交代。これはなかなか珍しいですよね。プレミアトップの数字です。ここ最近だと、11試合連続で途中交代になっています。どんな選手だってフル出場したいはずなんで、これは不名誉な記録と言えるでしょうね」(スポーツライター)

 しかし、これには理由がある。岡崎が交代するのは、決まって後半15分から30分の間。そして交代相手はウジョア、シュラップ、キングの3人の誰かがほとんどだ。これは、運動量に定評のある岡崎に前半走り回らせ、相手DF陣にダメージを与えたところで、他の選手を投入する。監督のプランで初めから決まっているのだ。以前、岡崎本人も「前半で全てを出し尽くすつもりで飛ばしている」とコメントを残している。

「自分の役割をわかっていて前半から飛ばしているのでしょうが、岡崎だってフル出場はしたいはず。でも、役割だからと前半から攻守に走り回り、途中交代される。ここにジレンマがありますよね。本人もたびたび“献身性”という言葉で満足してはいけないというようなことを口にしているので、本当は悔しいんじゃないですかね。ペース配分さえすれば、もう少しゴールを上げる自信もあると思いますよ」(同)

 チームのために持ち味の献身性を出し切れば、フル出場は遠のく。かといって走るのをやめれば、出場さえ危うくなる。負けず嫌いで向上心の強い岡崎は、おそらく“最後まで走れてゴールを奪える選手”になることを目指しているはずだ。
(文=沢野奈津夫)

最終更新:2016/04/08 17:00
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