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米国との衝突、党内内紛……民主党政権の「キケンすぎる未来」(後編)

maehara.jpg鳩山・小沢体制にとっては、目の上の
たんこぶとなりそうな、前原元代表の存在。

前編はこちら

C 「日米安保条約を結んでいるのだから、米国が日本を守るように、その反対も約束すべき。軍隊が出せないなら、在日米軍に基地を提供したり、年間2000億円もの思いやり予算を米軍に出すのは当たり前」。米国メディアがこう攻めてくるわけですね。

B 鳩山の祖父・鳩山一郎元首相は、対米追従を改め、共産圏とも等しく付き合う「自主外交」の提唱者だった。戦後60年たっても東京に横田基地が居座り、今も沖縄本島面積の約2割を米軍基地が占有したまま。それを許す地位協定の見直しこそ、新たな日米関係に欠かせないというのが現執行部の考え。民主党には、旧社会党の流れをくむ”反米左派”も多いからね。

A 7月下旬に民主がマニフェストを発表した途端、在日米軍のライス司令官が記者会見して、「日米地位協定の見直しは必要ない」とけん制している。

B すでに在日米国大使館が民主党本部のスタッフに非公式に接近し、これまで通りの日米関係堅持を説得中なんだが、難航している。陰の実力者、小沢一郎が国連軍主義者で、米軍至上主義を嫌っている。

厚労省や検察庁に対する粛正が始まる!?

A 霞が関の中央官庁も、政権交代にピリピリしているね。

B  “霞が関叩き”で知られる長妻昭が年金担当大臣に就くようだから、厚生労働省は「第2の黒船が来る」と戦々恐々だよ。

C 「第2」とは?

A 1996年の自社さ連立政権で菅直人が厚生大臣になったときが「第1の黒船」。菅大臣自ら、省内の倉庫深くから薬害エイズの秘密文書を探し出して、役人の責任を認めさせた。後に現職局長らが東京地検に逮捕され、省内は大掃除されているね。

B 長妻は、5000万件に上る「消えた年金」を発掘した。厚労省の歴代事務次官の責任も追及するつもりだよ。

C 検察庁の動きにも注目だ。民主党幹部たちは、西松建設事件を指揮した連中をパージすると息巻いています。

B 次に、朝日新聞のように検察寄りの情報で民主党叩きをしていたメディアについては、どの検事がリークしたのか、徹底的に調べ上げるらしい。公務員の情報漏えい罪に問えるからね。

A 最後に、民主党の課題をひとつ。自民党以上ともいわれる派閥間の確執はどうなるのか?

B 最大勢力の小沢グループと、前原誠司たち若手グループの対立は相変わらず激しいね。ライブドア事件のときに起きた「永田メール」問題で民主党がつまずいたとき、当時の前原代表を引きずり降ろしたのは小沢グループだし、今回の西松建設事件で真っ先に小沢に辞任を求めたのは前原グループ。

C でも、両グループとも憲法改正を言い出している。タカ派ですよ。

A その点、菅直人のグループは護憲派だし、日教組出身の輿石東・参院会長のグループも力をつけてきて、小沢の主張する国連軍参加構想にくぎを刺している。なかでも菅は、”政治とカネ”を追及してきた男だから、金権体質の小沢とは相いれない関係だ。

C この4つの勢力に、鳩山グループと、直嶋正行政調会長が率いる旧民社党グループを加えた派閥が民主政権のポスト争いをすることになりますね。

B 右から左まで、その幅広さは自民党をはるかにしのぐ。珍しい政党が政権を取ろうとしているわけだよ。

A とにかく、何が起きるかわからないこの政権の行く末を、しっかりと見届けようじゃないか。
(構成=編集部/「サイゾー」9月号より)

民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?

期待し過ぎないのが一番

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最終更新:2009/08/27 16:00

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