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【元木昌彦の「週刊誌スクープ大賞」第15回】

ハワイ帰りの名物編集長が選ぶ「週刊誌大賞」は、やっぱりヌード!

fryday1023.jpg「フライデー」10月23日号

部数低迷が叫ばれ、その存在意義が問われども、テレビや大手新聞が”書けない”真実を暴く週刊誌ジャーナリズム──。毎週発売される各週刊誌の中から、伝説の編集長・元木昌彦が選りすぐりのスクープ大賞を認定!!

●第15回(10月6日~10月13日発売号より)

第1位
第1位「第1回『N-1グランプリ2009』」(「フライデー」10月23日号)

第2位
「ブーム 時代はいまTバック→Fundoshiへ」(「週刊現代」10月24日号)

第3位
「元光GENJI赤坂晃(36)逮捕から再出発までの2年間をすべて語った」(「女性自身」10月27日号)

 いやーハワイ島で2週間、ゴルフをやって、午後はぼーっと海を見て昼寝して、夜はマイタイ呑んで、先週帰国しました。その間に読んだのは、村上春樹の『1Q84』(上下=新潮社)だけ。中川昭一さんが急死したことはテレビの日本語放送で知ったが、それ以外はほとんど見なかった。2週間、情報鎖国状態だったけど、帰ってきても、行く前とそんなに変わっていないね。

 相変わらず、民主党政権頑張れ報道や八ッ場ダム、JAL問題。楽天球団がクライマックスシリーズ出場で、野村監督の去就が注目されていたが、決裂して、ノムさんは去ることになったが、これは、私がサッチーこと野村沙知代さんから聞いていた通りだ。だいぶ前から、ノムさんと楽天の三木谷社長の仲は、修復不可能になっていた。

 監督は、日本シリーズで巨人に勝って、「これで辞めます」というのがいちばん格好いいだろうなと話していたという。原巨人なら負ける気がしないそうだ。

 先週木曜日の夜、私がハワイへ行く前にプロデュースした芸能レポーター梨元勝さんの『酒井法子 隠された素顔』(イースト・プレス)が発売され、その記念イベントが、新宿のブックファーストで開かれた。酒井法子関連の緊急出版本は4冊になるそうだが、初公判を26日に控えて、売れ行きは好調だ。

 さて、今週のスクープ大賞、第3位は、女性自身の元光GENJI赤坂晃(36)が初めて語った覚醒剤逮捕から再出発までの2年間。

 2年前の11月に、路上で職務質問を受けた際、ズボンのポケットに持っていた覚せい剤1グラムと吸引器が見つかり、覚醒剤取締法違反で逮捕された。

 懲役6カ月、執行猶予3年の刑を受けた元アイドル赤坂が、その後、介護の仕事を1年半やっていたが、一時は自殺も考えたという。

「覚醒剤に手を出した前後で、すでにうつ病だったと思います。事件後は、ずっと引きこもっていました。兄弟も友人も、逮捕のことをあえて何も言わないんですよ。言いたいだろうに言わないことのほうが、こたえました」

 その彼を支えてくれたのは母親だったという。彼には別れた妻との間に小学1年生の子供がいる。今年の夏に、2人だけで7泊8日の旅行をした。

「今までは僕が起こした事件の深刻さをわかる年齢ではなかったけれど、もう1年生です。そろそろほかの家庭と違うということもわかってくる。傷つくこともあるでしょうし、一生消えない傷だと思うので、息子には本当に申し訳ないことをしたと、後悔してもしきれない気持ちです」

 10月5日、東京・歌舞伎町にこじんまりとしたカクテル&カラオケバーをオープンした。覚醒剤の再犯率は7割を越えるが、赤坂は乗り越えられるか。同じように、子供を抱える酒井法子に、赤坂の言葉を聞かせてやりたいものだ。

 第1位と2位には、ドンヨリとした世の中をパーッと明るくするカラーグラビア企画を選んでみた。

 2位は、現代の「ブーム 時代はいまTバック→Fundoshiへ」。いま、女性の間でフンドシがアツい。ここに来て、高樹沙耶(現・益戸育江)がテレビ番組でフンドシ愛用を告白したり、昨年末には大手下着メーカーワコール発の女性用フンドシ「ななふん」が発売されたりと、一気にブーム化しているそうなのだ。

「しめつけ具合がいい! 気合が入ります!」と、カラフルなフンドシを着けた女性たちが乱舞。こうしたかわいいフンドシが、女性の勝負下着になると、草食系の男たちは引いてしまうのではないかと心配になるが、中年男は大歓迎ですぞ!

 第1位の、フライデー「第1回『N-1グランプリ2009』」がセクシー度満点で魅せる。Nはもちろんヌードの意。

 最優秀女優賞は、AVやグラビア、テレビのバラエティ番組で活躍する「Rioさん」。大型の(これが普通か?)大人のおもちゃを口元に、何ともカワユクていいね。

 ピュア女優賞の伊藤遥は、ほんとうに、こんなカワイイ娘がヌードに? と思わせる正統派美女。「今後は苦手だった痴女モノや拘禁モノなんかも、がんばろうと思っている」とけなげなお言葉。

 最優秀賞新人賞の原紗央莉、スーパー熟女賞の北条麻妃のみごとなヘアヌードも必見。

 このところ、私が編集長時代につくった「ヘア・ヌード」復活の兆しがある。売るための苦肉の策か、新しいヌードグラビアの潮流が生まれるのか、期待を込めて見守っていきたい。
(文=元木昌彦)

motokikinnei.jpg撮影/佃太平

●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。

【著書】
編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか

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最終更新:2009/11/02 19:18
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