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【由利太郎のディープインサイド】vol.14

地元の反発もドコ吹く風? 羽田国際化に合意する森田健作知事の二枚舌

naritaairport.jpg成田空港には30年以上にわたる闘争の歴史がある
ため、羽田の国際化はタブーとされていたが……。

警察・検察当局およびマスコミの内情に精通するジャーナリストが、テレビでは絶対に報道しない、気になるニュースの裏側をレポートします。

「日本のハブ空港は羽田でいきます」。”羽田空港国際化”を表明した前原誠司国土交通相のこの発言に、成田空港を抱えた地元千葉県の森田健作知事が13日、かみついた。「冗談じゃない! 頭に来て眠れなかった。あの大臣のひと言でパーですよ」。報道陣を前に、こんな怒り心頭のパフォーマンスを見せたのだ。

 テレビニュースでも繰り返し報じられており、ご存じの方も多いと思う。ところが、森田知事は本当は羽田国際化の支持者で、「成田空港のことなど二の次にした”売県知事”。ついに本性をあらわにした」(消息筋)と、きな臭い指摘が浮上しているのでご報告しておこう。

 森田知事の怒りのパフォーマンスを受け、気をよくした成田空港の地元・成田市など9つの自治体の市長たちは13日夜集まり、千葉県の担当者を交えて対応を協議していた。

 席上、「寝耳に水。みんなで頑張っている空港都市づくりの前提を崩すような発言だ」と森田知事にも負けないほどの憤りを見せたのは、成田市の小泉一成市長。今月22日には成田空港第2滑走路の本格運用が始まるため、その式典に国交相が出席の予定だが、「前原大臣には来てほしくない」(相川勝重・芝山町長)と露骨な嫌悪感もあらわにしている。

 そんな雰囲気の中、市長たちは前原国交相の「発言撤回」を決議。14日、直談判に臨むことになった森田知事にこの決議を託すことを、同席した県担当者は約束していた。

「ところが、14日の前原・森田会談は冒頭から笑顔で始まり、もうビックリ。前原発言の撤回は一切求めず、『羽田と成田の一体化』などという文言で、羽田国際化を合意しちゃったんです」(国交省担当記者)

 この合意は、成田空港に振り分けられる予定だった国際線の一部を羽田空港に移すことを容認しており、従来の「国内線は羽田、国際線は成田」という国が示してきた原則を撤廃するもの。

 たしかに、羽田に国際線が乗り入れるなら、国内線との乗り換えがすんなりゆき、便利この上ない。だが、これは国の方針転換であり、あと1週間後に運用開始が迫る成田B滑走路など不要になるのだ。それを、地元の利益を代弁するはずの森田知事が、たった一度会談しただけで飲んじゃうとは。

「しかも、会談後の森田知事の発言が怪しいんです。『羽田では国際線はまかなえないでしょ。成田をもっと利用してほしいよ』などと、変に卑屈。国際空港としてリードしてきた成田空港側の立場にある知事とはとても思えない、まるで羽田の代弁者のようなんです」(同記者)

 結論を急ごう。森田知事は3月の知事選で「羽田と成田をリニアで結ぶ」と公約している。東京湾アクアラインの800円値下げ公約の影に隠れ、現実味がないために千葉県民には今ひとつピンと来なかったものだが、成田空港幹部たちは選挙当時からすでに「羽田との一体化を見越した、とても千葉県知事とは思えない公約。これで羽田への旅客流出は避けられず、成田はもう貨物空港になってしまう」などと指摘し、森田知事を一切支持しない立場をとっていたのだ。いったい、羽田にしっぽを振るような公約をなぜ掲げたのか。

「森田さんはもともと東京都大田区選出の自民党国会議員で、地元の羽田空港の利益拡大に働いた人物。同じ大田区から石原慎太郎都知事の三男、宏高さんが出馬した関係もあり、羽田国際化の旗振り役である石原知事とは昵懇の仲です。森田さんが当選したとき、真っ先に石原さんに当選報告に会いに行くほど入れ込んでおり、あのとき、羽田国際化に向けた話し合いが行われたといわれています」(都庁担当記者)

 あのパフォーマンスに惑わされ、とんだ知事が選ばれたものだ。当の千葉県民は、もうそろそろ、東京の代弁者にすぎない県知事の本性に気付くときだろう。
(文=由利太郎)

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最終更新:2009/10/15 16:53
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