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TBSスタッフ逮捕! またも『朝ズバッ!』か!? 過熱する”市橋報道”への報復説

 千葉県市川市のマンションで2007年3月に起こった、英国籍の英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさんの死体遺棄事件で、逮捕された市橋達也容疑者が千葉県警行徳署から移送される場面を取材していたTBS所属スタッフが、12日午前11時半すぎ、公務執行妨害で現行犯逮捕された。

 TBS関係者によると、逮捕されたのは情報番組『みのもんたの朝ズバッ!』のディレクターで、報道取材の経験もある人物だという。

 TBS広報部も12日14時現在、「弊社スタッフが逮捕されたことまでは確認しているが、現在本人とも連絡が取れず、詳細は分かっていない」という。

 取材活動中に、報道機関のスタッフが逮捕されるのは異例。「過熱する報道合戦に業を煮やした警察当局の一罰百戒の措置」(行徳署関係者)だそうだが、言論の自由をないがしろにするだけに、議論を呼びそうだ。

 現場に居合わせた大手紙の記者によると、同日午前11時半前、市橋容疑者が両脇を捜査員に付き添われながら報道陣の前に姿を見せた。数メートル歩いた後、ワゴン車の後部座席に乗り込んだ市橋容疑者。紺色の警察用スウェットを着込み、頭からフードをかぶってうつむき加減だったが、顔を隠しておらず、報道陣にとって絶好のシャッターチャンスとなった。

 ところが車が署を出た後、一人の男性が執拗に追い掛けて車の窓ガラスにカメラを近づけたため、警備中の署員たちに羽交い締めにされ、逮捕されたという。大手紙の社会部デスクが事の次第を説明する。

「実は10日深夜、大阪で身柄を確保された市橋容疑者が千葉に護送されたとき、ちょうど東京駅に降り立った市橋容疑者が一瞬顔をさらした瞬間を、運良く共同通信のカメラマンだけが撮影し、民放などでも大きく使われたんだ。他社のカメラマンたちは面子を潰された格好となり、千葉県警に『顔を撮らせてくれ』と懇願。結果、県警は行徳署を出る市橋容疑者のシャッターチャンスを便宜供与したようだ。それなのに強引に撮影をしようとしたTBSに対して、『TBSは何だ! ルール違反じゃないか!』と県警が怒りを露わにしたというのが真相のようだね」

『朝ズバッ!』はつい最近、いわゆる「割りばし男児死亡事件」をめぐる報道で、無罪になった医師から「裁判の判決と違う再現映像を流し、司会者のみのもんたからは『遺族がかわいそう』などとコメントされ名誉を傷つけられた」と申し立てがあり、BPO(放送倫理・番組向上機構)から「報道内容が不適切で違反は重大」と勧告されたばかり。

 今回の事件、暴走したのは、TBSなのか? 権力なのか? 今後、両者はどんな対応を示すのだろうか。

メディアスクラム―集団的過熱取材と報道の自由

報道のあり方とは?

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最終更新:2009/11/13 14:36
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