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【元木昌彦の「週刊誌スクープ大賞」第39回】

「人生を返して! タブチクン」ミスタータイガース田淵幸一の泥沼愛人ラブ

motoki0405.jpg「週刊ポスト」4月16日号

●第39回(3月30日~4月5日発売号より)

第1位
「ミスタータイガース田淵幸一『愛人とキス写真』『200枚のラブレター』一挙公開」(「週刊ポスト」4月16日号)

第2位
「ネットを変えるiPad革命」(「Newsweeek日本版」4月7日号)

第3位
「『俺には4人の女がいる』と居直った『白タク』『路チュー』!? 『中井洽国家公安委員長』の3つの嘘!」(「週刊新潮」4月8日号)

 先週爽やか(?)なスクープを放った「新潮」が、新聞記者や野党の追及のへっぴり腰に怒り、連続追及。とは言っても、内容に新味はない。中井大臣と6年越しの付き合いをしている女性の父親のところへ出向いて、「中井大臣が娘と6年もお付き合いしているっていうのなら、普通は両親に挨拶に来るべきでしょう」と語らせているが、中井デージンは、彼女を、週に一ぺん来てもらっている「掃除婦」扱いなのだから、結婚する気などさらさらないのだろう。

 国の公安に係る警察運営を司り、災害時の司令塔になる男が、SPもつけずに女性と飲み歩き、件の女性に議員宿舎のカギを渡していたことが明らかになったのに、鳩山首相は、なぜ首をすげ替えないのか、不思議でならない。不祥事が続出する民主党では、これぐらいはものの数ではないということなのだろう。

 ついにiPadがアメリカで発売され、当日は1,000人の行列ができたと、新聞が報じている。この奇跡のタブレットが「ネットの無料&自由」というルールを覆すと「Newsweeek日本版」は警鐘を鳴らしている。

 iPadはコンピューターとの付き合い方を変え、いずれはテレビや、新聞、本棚の代わりにもなるだろうし、もちろんiTunesを通じて好きな音楽や番組を購入することもできる。魔法のようなこの小さな機械には、「アップル」のCEOジョブズの野心がたっぷり詰まっているのだ。

 しかし筆者は、ジョブズの狙う「完全に閉ざされたシステムとしてのインターネット」というやり方は、あまりにも傲慢だと批判する。

 失われる自由とは、「iPad上ではアップル独自のブラウザ『サファリ』しか使えない。ウェブ動画の76%に使われているアドビ・フラッシュで作られた動画も見られない」(同)

 将来、他メーカーのタブレット機器に買い換えたくなっても、アップルで購入したコンテンツを移動させることはできない。

 これは危険な道だと、ハーバード大学法科大学院のジョナサン・ジトレーン教授は警告する。

「アップルの流儀を受け入れれば、自分の所有する機器上で『どんなプログラムを走らせ、どんなコンテンツを見るかという自由を代償として放棄する』ことになると言う。『結果として、大して良くないプラットホームに縛られてしまう恐れがある』」(同)

 アップル流の徹底した超秘密主義も批判しているが、アナリストたちは、iPadがもたらす経済効果は今年だけでも25億ドルと予想している。この魔法のようなタブレットは、アマゾンの発売している書籍専用携帯端末「キンドル」とともに、電子書籍の市場も大きく拡大すると、出版界にも期待されているのだ。

 間もなく日本でも発売されるiPadは、本当に出版界への福音となるのだろうか。私には、そう思えないが、どちらにしても、出版社系週刊誌が本腰を入れて、大特集を組んで論じていい話題だと思う。

 古希間近の中井大臣が、若い愛人と日夜奮闘しているのは、私のような高齢者の仲間入り目前の者に愛と勇気を与えてくれたが、ミスタータイガース田淵幸一氏も、63になるというのにお盛んなことを、「ポスト」が教えてくれた。

 そういえば、中日ドラゴンズでエースとして活躍し、現在はNHKなどでスポーツキャスターを務める与田剛氏(44歳)が、30代の愛人を妊娠させ、その女性が堕胎した証明書に署名していたことが明らかになり、話題になったのはつい最近である。

 「現代」と「朝日」は、その与田氏の愛人が相談を持ちかけたのは、ハワイのワイキキで「サロン・ド・海龍」を開いて人生相談などをしている人物だと書いている。こちらは、海龍氏サイドから「請求書」が届くようになってから、与田氏は観念して奥さんに打ち明け、弁護士を立てて交渉しているのだそうだ。

 それでは、いしいひさいちの漫画「がんばれタブチクン」の主人公にもなった田淵氏のほうはどうか。

 二人の出会いは19年前に遡り、田淵44歳、彼女が36歳の時。彼女は、夫が経営する不動産会社やゴルフ関連会社の社長として、全国を飛び回っていた。ある日、エレベーターで乗り合わせ、知り合ってからはゴルフなどを通じて親交を深め、やがて体の関係もできていったという。

 付き合いは17年に及び、最初のページには、旅先で撮られたチュー写真も載っているし、97年に箱根の神社であげた疑似結婚式の写真もある。

 田淵氏は、見かけによらず筆まめで、彼女の手元に残されている手紙だけで200枚を超えるという。

 「空を見ているとお前の顔が浮かんできたり、とにかく気になる女です」というのから「今夜は二男といっしょに寝ます(中略)かかってこないと思うけど、0.1%あるかもわからないのでフトンの中にTELを入れて寝ます」という微笑ましいものまである。

 彼女は、阪神に移った星野監督に乞われて、田淵氏がコーチになると、「選手の誕生日を調べて、生年に作られたワインを買って幸一さんの名前で送ったりしました」と、奥さん顔負けのかいがいしさで尽くす。

 だが、彼女の夫に田淵との関係を気づかれ、あげくに会社が倒産。離婚した彼女は、子連れで働いているが、その頃から、だんだん電話が繋がらなくなったという。

「何度も別れようとしたのに、引き戻された。それがこんなにあっさり捨てられちゃった。ひと言くらいあってもいいものじゃないですか? 何で私だけこんな目に遭うんだろう。私の人生を返してほしい……」と彼女は言葉を詰まらせる。

 では、球界の大スター「タブチクン」はどう答えるのか。

「大昔に終わったことを引きずりだして、何が”家庭が壊れた”よ。とっくに壊れていたじゃないの。人生返せって、金を返せということ?」

 愛は男と女の錯覚から生まれる。彼女は彼のこの言葉を、編集部から伝え聞いて、そのことを嫌というほど実感したに違いない。
(文=元木昌彦)

不倫のリーガル・レッスン

後始末までが、不倫です。

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最終更新:2010/04/06 13:41
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