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高校生ファイターはジャニーズに預けるべし!?

朝青龍からヤクザとの関係まで 独占告白! 石井館長、K-1を憂う

1005_ishii.jpg石井和義氏(現・教義)。
(写真/名和真紀子)

 2002年の全盛期には10万人の観衆を集め、大々的に行われた日本屈指の総合格闘イベントK-1。その創設者である石井和義(現在は教義に改名)氏は、周知の通り、脱税の罪により静岡刑務所に服役し、2008年8月に出所した。だが出所時のK-1は、多額の負債を抱え、視聴率も下落しているありさまで、現在もその流れは加速している。そんな状況と現在の格闘技興行を、創設者はどう見ているのだろうか?

──今回は正道会館の宗師ではなく、敬意を込めて、あえて”館長”と呼ばせていただきます(笑)。いろいろとお伺いしたいことがありますが、まずは現在の、石井館長とK-1、そしてK-1を運営するFEG(Fighting&Entertainme nt Group)との関係からお聞かせください。

石井 立場的には株主ですね。かつては株式会社ライツコム(旧ケイ・ワン)がK-1のイベントを運営しており、僕がケイ・ワンの筆頭株主兼社長でした。ごぞんじの通り(苦笑)、2001年に起こったケイ・ワンの脱税事件【註1】の影響で、テレビ局やスポンサーとは、それまでのようなお付き合いができなくなってしまった。そこで03年にFEGという興行運営会社が生まれ、K-1の業務運営を委託し、ライツコムが興行売り上げのロイヤルティを頂いています。そのFEGの社長が、僕が不在の間にK-1イベントプロデューサーとして奔走してくれた谷川貞治氏です。



──そうすると、館長の立場としては、FEGのクライアントであり株主でもあるという絶対的な立場にあるということですよね?  (本誌でもネタにさせていただきましたが)実際のところ、谷川氏との不仲説は本当なのでしょうか?

石井 まったくないです(笑)。ただ、08年に僕が(脱税の罪による収監から)出所して、決算書を見ると、多額の負債を抱えている。金額は明確に言えないけど、債務超過になり、業績が明らかに落ちている。販売管理費が増大し、逆に各大会の利益率は下がっている。これはヤバいと思うじゃないですか。出所したらのんびり2〜3カ月ゆっくりしたいなあと思っていましたが、さすがにそういうワケにもいかず、会社の経営内容にも口出しするようにもなったわけです。しかし、谷川さんや現経営陣からすると、5年も現場から離れ、しかも出所したばかりの館長に何がわかるの? となるわけです。そんなやりとりが、第三者からは不仲に見えたのでしょう。もちろん谷川さんや役員たちの考え方もあるし、僕も、すべてが彼らのせいだ、と言うつもりもない。当然、僕が逮捕されたことによるマイナス部分も大きいでしょう。そこはお互いに話し合って「再びK-1を盛り上げよう」というところです。

──格闘技業界ではすでに話題に上がっていますが、館長がスイスで新しくK-1の関連企業を立ち上げて、グローバルに興行を展開するという話も聞いています。

石井 それは「国際K-1連盟」といって、いわゆる総合格闘技のアマチュア団体のことです。K-1というのはもともとイベントだったわけですよね、世界の猛者たちを集めて戦わせるっていう。でも、135カ国に中継されているメジャーイベントになった今、ひとつの競技にしていかなくちゃいけない規模になった。そのためには、選手にプロライセンスを与えたり、レフリーに公認審判の資格を与えたり、ジムを許可制にしたりする必要がある。その統括を僕がやろうかなって考えています。でもそれは日本じゃない。

──それがスイスなんですね。

石井 私用も含め、僕はよくスイスに行っていましたし、IOCもFIFAも本部はスイス。連盟をつくるなら絶対にここだ、という構想があったんです。もちろん税金の問題もありますが、スイスだと、英語、ドイツ語、フランス語など、4〜5カ国語を操る人材が多い。現在は準備段階ですが、国際K-1連盟のロゴも出来上がり、あとはタイミングだけです。

──海外ファンドを組んで資金を入れるという計画が進んでいるという話もあります。さらに、海外企業にK-1そのものを売却するという噂も耳にしましたが……。

石井 日本だけのマーケットで興行をやっているんだったら今のままでいいかもしれないけど、さらなるグローバル化を図るには大金が必要です。UFC【註2】もそうですけど、経営権が創立メンバーから(PRIDEを買収した)ロレンゾ・フェティータ率いるズッファ社へ移った際、現在のマーケットをつくるに当たって、多額の投資をした。プロモーション番組をつくってテレビでガンガン流して、もちろん新人選手の育成にも力を注いで……と。結果、アメリカでのペイ・パー・ビューは大成功し、世界各国で爆発的な人気を得て、ここ4、5年でその企業価値は100億円を超えるものになった。スポーツビジネスはレバレッジを利かせることが重要で、そのパワーっていうのは、先行投資の何十倍にもなる。僕は、そこを理解している人と組んでビジネスをやりたい。香港の財閥だったり、あるいはマカオのカジノホテルのオーナーだったりという人から、声をかけてもらっています。

──ですが、興行を大きくすると、昔から言われているように裏社会とのつながりなども問題視されています。事実、PRIDEが消滅【註3】したのも、裏社会とのつながりを週刊誌に書かれたことが発端だというのが真相のようです。

石井 K-1が今でも地上波ゴールデンで放映できるのは、”そういう団体”にチケットが流れたりしなかったことが理由だと思っています。ただ、地方都市で興行を円滑に進めるには、昔ながらのしきたりが確かにあります。過去にはたとえば、某県で格闘技の興行をやることがあれば、暴力団……という言い方が正しいかわからないけど、その稼業の人たちに挨拶に行く必要があった。これが良いのか悪いのかと言えば、公序良俗が厳しく当局が指導している現在は、許されないでしょうが、僕個人の見解を言わせて頂ければ、決して悪いことではないと思うんです。ただ、その前に所轄の警察に挨拶し、そのことを警察にも伝え、許可を得るべきなんです。その後で、興行場所を仕切る団体に挨拶に行くのは、僕は筋が通っていると思う。それを”稼業の人たち”のところだけに行くから、ダメなんですよね。警察や地元の新聞社、消防署などに挨拶に行く一環で、そういうところに行くというのは、悪いことではないと思うんです。

──その場合、挨拶で済むものなのでしょうか? 先方は何か交渉をしてくるのでは?

石井 まったくないですよ。僕はそんなことがあったら「K-1を潰します」って言ってきましたし。10年前、ある団体からK-1の興行をやらせてほしいと打診されたことはありますが、キッパリ断りました。僕はテレビ局と組んで、公共の電波に乗せてこのビジネスを続けていますが、20年くらい前までは、”稼業の人たち”との付き合いも今みたいに厳しい目で見られなかったとか。その影響で、私だけではなく、スポーツ界の先輩方もそういった付き合いは今でもあるでしょう。ただ、それ以上の”お付き合い”はありませんね。

最終更新:2010/04/18 18:00
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