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押尾学被告のタニマチが推し進めたもうひとつの「タイガーマスク運動」とは?

oshiomanabu_0114.jpgメディアにとってはもう”過去の人”?

 全国各地に広がった、善意の贈り物が届けられる”タイガーマスク運動”は市川海老蔵暴行事件がひと段落しネタ枯れとなっていたメディアにとってかなりおいしい話題となった。

「最初は昨年12月25日のクリスマスに群馬の児童相談所にアニメ『タイガーマスク』の主人公・伊達直人の名義でランドセル10個が届けられていたことから始まった。その後、あしたのジョーの主人公・矢吹丈などほかの名義で贈り物が届けられるようになった。何にもできない菅直人首相となんとなく”直人比べ”するのがおもしろかったりしてメディアが取り上げ騒動が拡大した」(全国紙記者)

 次々と関連ネタが取り上げられる中、独自に”タイガーマスク運動”を展開しようとしていた人物の存在が明らかになった。


「その人物とは、大手パチンコメーカーFのY会長です。Y会長は有力な馬主として有名だが、07年5月に賞金を児童養護施設に寄付することを目的として購入した馬をタイガーマスクと名付けで中央競馬でデビューさせた。兄はダービー馬という血統でかなりの活躍が期待され、当時、競馬界初の試みとして大きな話題を集めた」(競馬記者)

 迎えた07年5月20日の東京競馬場芝1600メートルでのデビュー戦は武豊騎手が騎乗して9着に敗れ、その後、中央競馬では4戦して0勝。再起を図り、地方・岩手競馬に移籍して2戦2勝し再び中央競馬に戻ると2勝をあげたが、それほど活躍できずに、引退。今月6日に競走馬登録を抹消され、今後は、中山競馬場で誘導馬となることが一部スポーツ紙で報じられた。

「調教師や騎手と話し合い、賞金の95%を寄付することになっていたが、生涯獲得賞金は1926万円にとどまったので、寄付できたのは1830万円だった。しかし、寄付しようと思った馬主の心意気はすばらしかった」(同)

 美談の主人公となっているY社長だが、ご存じ、現在公判中のあの男の強力タニマチとして知られている。

「保護責任者遺棄致死容疑で一審で執行猶予なしの実刑判決を受けたのを不服として控訴している押尾学被告のタニマチです。押尾被告と一緒にいてなくなった田中香織さんがホステスをしていた銀座のクラブにもともと押尾被告を連れていったのもY社長と言われている。しかし、事件が起こるとY社長は『押尾被告には会ったことがない』と関係を否定。押尾被告との関係をかき立てた一部メディアに対し『会社が損害を被った』として30億円以上の巨額訴訟を起こした。徐々に和解に向けての話し合いがなされているようだが」(週刊誌記者)

 現在、押尾被告は保釈中でおそらくYのこのニュースを目にしたに違いないが、どのように受け止めたのかが気になるところだ。

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最終更新:2011/01/16 11:00
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