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1年間のブランクに主演・林原めぐみも呆れ顔!? 『マルドゥック・スクランブル 燃焼』ついに公開!

DSC_0372.jpg左から原作の冲方丁、主演の林原めぐみ、監督の工藤進。

 全国ロードショーを開始した劇場用アニメーション『マルドゥック・スクランブル 燃焼』の公開初日となる9月3日、東京・テアトル新宿にて舞台あいさつが行われた。

 登壇したのは原作者の冲方丁、ルーン=バロット役の林原めぐみ、そして工藤進監督。3人とも8月30日の公開直前記念イベントに出演したばかり(会場はスペースFS汐留。作品内容にちなんで関係者によるポーカー勝負が延々と行われ、ネット視聴率が全国5位だったとは冲方の談)で、かなり温まった状態である。

 あいにくの台風直撃シーズン、新宿も雨が降ったり止んだりという天候の下、館内は熱心なファンでぎっしり詰まっていた。

 第24回日本SF大賞を受賞した『マルドゥック・スクランブル』(早川書房)シリーズ3部作を、原作1冊ごとにアニメ化。第2部にあたる『燃焼』の劇場公開にこぎつけ、1時間強の作品を年1回ペースで発表するプロジェクトも折り返し地点に差し掛かった。この間、『天地明察』が第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞するなどして冲方丁本人の注目度が高まっていることもあり、上映館を大幅に増やすなどムーブメントは確実に広がってきている。

 1年ぶりのアフレコに林原めぐみは「私の仕事(声優)ってすごいなと思いました。次回と言っても、1年間あったわけなので。もちろん前日に(前作を)見直すとかね、気持ちのメンテナンスはするにしても、やったことのない仕事ですね」と、そのタイムラグに驚くやら呆れるやら。

 しかし「ごまをすっているわけでもなんでもなくて、博士の声が聴こえたり、何もしゃべらないで睨んでいるボイルド(敵役)が絵の向こうにいたり、その絵の感じとスタッフ、キャストの空気、ブースに入って骨伝導の装置を装着(林原演じるバロットは声帯が焼けて発声できないという設定)した時点でシュゥゥゥウッとバロットになれて。最初はどうしようかと思いましたが、『本番です』と言われた時にはもう、”そっち”に行っちゃってました。魔物な空気でしたね」とも言い、長いブランクにもかかわらず前作と同質、同方向の演技を取り戻すことができた世界観やキャラクターの濃密さを評価した。

 鑑賞直前ということで作品内容への言及は自重気味だったが、新キャラクターのトゥイードルディとトゥイードルディムに話が及ぶと思い入れが錯綜。

「ドルディムとドルディに原作を読んでいる時から逢いたくてしょうがなくて、やっと逢えたという感じです。唯一、原作にもウフコック(バロットの相棒)との関係を”恋人みたい”という一節がありましたが、その小さなやりとりがすごく幸せで。ここまであっという間だったようだけど、この一言をもらうためにずいぶん時間がかかったなという、いろいろな思いがありました」と、林原。

 前作で別離の憂き目に遭うバロットとウフコックの再会が重要なシーンとなっているが、冲方は「モブに本当にドラマがあって。カジノのシーンでは主役のキャラクターに目が行くと思うんですが、その後ろで動いている人々も見てほしい」と、思わぬ見どころを提供。工藤監督が「1回目で主要キャラに目が行かないと困るので、その辺は2回目以降で楽しんでいただければ」と言い、いさめるひと幕もあった。

 最後は「1時間ですが『24』を一気に見たような濃さがある。アニメ(のテレビシリーズ)で言えば13話から26話分がまるで一気に襲ってくるかのように、それは大変なシャワーで快感だと思うんですが、とにかく流れに身を任せて見てもらえれば」(林原)とジェットコースターぶりを強調してトークを締めくくり、レイトショー上映へとなだれ込んだ。

 第3部は絵コンテが上がり、冲方から好評を博して既に制作が順調に進んでいるという。完結までの1年が待ち遠しいものとなりそうだ。
(取材・文・写真=後藤勝)

マルドゥック・スクランブル 圧縮

期間限定版だよ。

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最終更新:2013/09/11 16:20
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