日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 橋下徹の盟友が裏口入学?
元木昌彦の「週刊誌スクープ大賞」第138回

橋下徹の盟友・松井大阪府知事に‟裏口入学”の過去?

 だが文信は、この女性といるときでも野田からの電話には出ていたそうで、

「彼は、聖子さんと話すとき、すごく優しい声になるんです。『聖やん? もしもし~うん。いまホテル』と甘えた声で話していました」

 単なる浮気で済んでいたかもしれないのに、この男の意外なせこさが、女性に週刊誌に話をする決意をさせてしまったようだ。

 体の関係ができてから半年ほどして、女性に、「これ使いや」と100万円を振り込んでくれたそうだ。もちろん借用書はなく、それからも付き合いは続いていた。

 だが、東京に住んでいる男とのセックスだけの関係に疑問を持ち始めた女性は、4月のある日、「地方妻じゃない」とメールをした。すると、こんな返事が返ってきた。

「喧嘩売るなら買います。徹底的にやりましょう」

 関係を絶つ決心をした女性に、今度は執拗に100万円を返せと迫るようになったという。

 弁護士を立ててもカネを取り戻すという男に、女性は怖くなり、このまま黙っていたら何をされるかわからないと、文春に話をする気になったというのだ。

 直撃インタビューする文春に対して文信は、そんな女は知らないと逃げの一手。野田聖子事務所も「私は夫を信じていますので」という書面を寄せただけだった。

 その後、野田事務所の政策秘書・島徳之から、この女性が言っていることは事実無根で、女性から謝罪があったと編集部に電話が入る。だが、編集部に女性から記事をやめてくれという電話は入らなかった。

 将来の女性総理とウワサされる代議士の美談を汚したのは夫だった、というお粗末な一席である。

 第2位はポストがよくやる反対キャンペーンだが、今回の東京電力の値上げ反対には、心から賛同したい。

 ポストは、東電の値上げがどれだけ理不尽なのかを、数字を使って説明してくれている。

 まずは、経産省への申請なしで自動的に電気代に転嫁できる「燃料費調整制度」というのがある。その制度を利用者に知らせず、原発事故後もこれを使って値上げをしていたのだ。今年6月分までの値上げ幅が、標準モデル(従量電灯B30A 290kWh)で722円になるそうだ。

 燃料費の高騰も眉唾だと批判する。火力発電の燃料の主力は天然ガス(LNG)で11年度は約1兆5,295億円分を購入している。

 1トン平均6万8,500円だが、これが国際相場と比較するとバカ高いというのだ。
「国際市場ではLNGは100万BTUあたりの価格で取引される。米国では近年、地下の岩盤にあるシェールガスが採取されるようになった。そのため天然ガス価格が大きく下がり、この4月には1.8ドルをつけた。しかし、日本は中東や東南アジアの産油国から調達し、価格も石油価格に連動するという不利な契約で、昨年は概ね18ドルで買っています」(岩間剛一和光大学教授)

 半額ででも調達する努力をすれば、8,000億円近くが浮く計算になるというから、それだけで電気料金を値上げしなくても済むはずである。

 また原価計算の内訳を分析すると、賠償金以外の事故関係費用がこっそり算入されていることがわかったという。ポストの計算では、少なくとも1,332億円が「委託費」などの名目で値上げ料金の中にもぐりこまされている。

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