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最先端の視覚効果を駆使した特撮アクション大作『アメイジング・スパイダーマン』

 デップが90年代に親友トンプソンの自宅を訪問した際、未発表の『ラム・ダイアリー』の手稿を見つけ、2人は小説の出版と映画化を話し合ったという。出版は98年に実現したが、トンプソンは2005年に自殺。故人の遺志を継ぎ映画化に尽力したデップが、ケンプ役を思い入れたっぷりに好演している。端正な顔立ちとセクシーな肢体で人気急上昇中の新進女優、アンバー・ハードが扮するシュノーとケンプの恋の行方も気になるところ。無名の記者の葛藤、酒とドラッグによる酩酊体験、不正な儲け話への誘惑、危険なロマンスを通じて、アメリカの利権主義に搾取され翻ろうされる庶民の姿が浮かび上がる本作。趣は大きく異なるが、デップの代表作『パイレーツ・オブ・カリビアン』と同様、カリブ海を舞台にしたアンチ・ヒーローの物語でもある。
(文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉)

『アメイジング・スパイダーマン』作品情報
<http://eiga.com/movie/53201/>

『ラム・ダイアリー』作品情報
<http://eiga.com/movie/57416/>

最終更新:2012/06/29 12:00
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