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“3代目相棒”成宮寛貴の評価は上々!? 秋ドラマ初回レビュー(前編)

 続いて2位は、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で脚光を浴びた遊川和彦が脚本を手掛ける『連続テレビ小説「純と愛」』。ヒロインは、芸能事務所・トヨタオフィスが矢田亜希子に続きブレイクを狙う女優・夏菜が務める。

 「大きなホテルの社長になる」という夢に向かって奮闘するヒロイン“純”。自己主張が強く、ストレートな性格が見ていて鬱陶しく感じられるため、初回から「面白そうだけど、朝にはきつい」との意見が目立った。

 また、「酒盛りする客室で嘔吐物を処理するシーンは、朝から気分が悪くなった」「朝食の時間帯に、弟がウンコを漏らす回想シーンはないでしょう」と、たびたび登場する汚いシーンに不快を訴える視聴者が続出。過去に、大ヒットドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)で、志田未来にお漏らしをさせたこともある遊川氏の脚本ゆえ、そこは割り切って見るしかないのかもしれない。

■独女はリアルすぎて見てらんない!? 『結婚しない』の破壊力に注意

 3位の『ゴーイング マイ ホーム』は、映画『誰も知らない』や『空気人形』の是枝裕和が監督・脚本を手掛けるホームドラマ。視聴者を飽きさせないためのテレビ的なギミックよりも、質感や空気感を大事にしている作風のため、「映画のようなゆったりとした雰囲気が心地いい」という意見の一方で、「あまりにのほほんとしすぎて、初回の2時間が耐えられなかった」「話がゆっくり進みすぎて飽きた」と感想は真っ二つ。ここまで好き嫌いの分かれる連ドラは、昨今では珍しいといえるだろう。

 主演の阿部寛や、民放ドラマ10年ぶりの宮崎あおいなど豪華キャストも見どころだが、何より連ドラ16年ぶりの山口智子が放つ圧倒的な存在感は健在。「あのスタイルには驚き!」「やっぱ山口智子ってスゴイ!」と、早くも憧れる女性が続出している。

 同率3位の『結婚しない』は、菅野美穂&天海祐希というリアルに“結婚しない女優”によるダブル主演。独身女性の心情をリアルに描いているため、同じ境遇の人にとっては共感と同時に、切ない現実を突きつけられそうだ。

 中でも、菅野演じる独身の“千春”に対し、「35歳過ぎてお互い一人だったら結婚しよう」と約束していた同い年の友人(袴田吉彦)から、「あん時、深く考えてなかったけどさ、俺が35歳になったら、千春も35歳だもんなあ。俺も若い嫁さん見つけないとなあ」と悪気なく失言が浴びせられるシーンは、既婚の視聴者からも「ヒィー! 独身だったらとても見ていられねー!」と悲鳴が上がるほど残酷な瞬間であった。

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