日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 田上よしえ、今年こそブレイク?

“年に一度本気になれる『R-1』”1票差に泣いた田上よしえ 来年の戦略は「打倒、浅井企画」!?

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――そもそも、田上さんがお笑いを始めたきっかけはなんですか?

田上 最初は、漠然とタレントになりたいなあと思ってて。18歳からいろんな事務所を転々としながら、エキストラをやったりしてたんです。『北の国から』(フジテレビ系)にも、看護士の格好で純とすれ違ったりとか、いろんな役でうろちょろしてますよ。で、ある日、受けたオーディションで「何やりたいの?」って聞かれて、「バラエティとか出たいっすね~」って言ったら、人力舎の養成所を紹介されて。

――エキストラ時代を含めると、芸歴20年を超えるんですね。芸人をやめようと思ったことは?

田上 ないですね。やっぱ芸人さんて、面白いじゃないですか。芸人が周りにいると、ほんとに楽しいんですよ。だってほら、一般人って、ほんっとつまんないじゃないですか! その面白くなさで、よく生きていられるな! って思いますもん(笑)。

――まさかの一般人差別(笑)。

田上 一般人って、どこかねじ曲がってて、面白くない上になんかヘンなんですよ。もう頭おかしい人ばっかですもん! つまんないわ、人殺すわ、「なんなの!?」って(笑)。私、普段バーで働いてるんですけど、お客さんと話してても、ちゃんとしてる人って100人に1人くらいなんですよ。それに比べて芸人とか芸能人って、ほんと常識人だなって思いますね。それにしても、こんなに一般人を攻撃することないよねえ。あははは!

――田上さんの基準は、「面白いか、面白くないか」なんですね。それは芸人になってからですか?

田上 昔からですね。普通の会社でOLやってた時も、みんなでお昼食べながら「こいつら、つまんねえええええ!」って思ってましたから(笑)。

――この先も、芸人以外では生きていけなさそうですね。

田上 そうですね~。こんなんじゃ、いつまでも結婚できないだろうし、もし結婚して子ども産んでも、公園デビューできないだろうし。将来のことは何も考えてないですけど、小銭を稼げるうちは、同じくらいやさぐれた芸人たちと一緒に、楽しく続けていきたいですね。
(取材・文=林タモツ)

●たのうえ・よしえ
1972年、東京都生まれ。プロダクション人力舎スクールJCA6期生。『爆笑オンエアバトル』(NHK)第3回チャンピオン大会決勝、第4回チャンピオン大会ファイナル進出。『R-1ぐらんぷり』2010年にサバイバルステージ3位、2013年に決勝進出。ちなみに誕生日はクリスマスイブの12月24日。

最終更新:2013/03/04 08:00
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