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『あまちゃん』絶好調! SMAP香取慎吾は“大コケ”続き……春ドラマ総まとめ

 3位の篠原涼子主演『ラスト・シンデレラ』のキャッチフレーズは、「ちょっとエッチな大人の恋物語」。三浦春馬と市川由衣や、飯島直子と遠藤章造(ココリコ)の濡れ場シーンなどを盛り込んだものの、初回視聴率は13.3%。当初は「篠原涼子がモテない設定にはムリがある」「テレ東の『みんな!エスパーだよ!』のほうが全然エロい」といった意見も多く、決して評価は高いとは言えなかった。

 しかし、次第に口コミで評判が広まり、視聴率は回を追うごとにみるみる上昇。一度も落ちることはなく、最終回では17.8%を記録した。

■SMAP香取慎吾に、俳優としての未来はあるか!?

 嵐の櫻井翔が家庭教師役で怪演を見せた『家族ゲーム』は6位。第3話で11.1%まで数字を落としたが、最終回は16.7%と盛り返しを見せた。

 『家族ゲーム』は、過去にも鹿賀丈史や長渕剛主演でたびたびドラマ化されており、83年には故・松田優作が主演した映画版が大ヒット。男臭い俳優が演じた印象が強いせいか、「櫻井は顔が童顔で迫力に欠ける」「アイドル顔がジャマしている」と、多くの視聴者が違和感を訴えた。

 だが今回、これまで映像化されなかった、家庭教師の過去が描かれたほか、一家が崩壊していくという暗い話を明るくコミカルに描いた点について、一部では「新たな『家族ゲーム』を見せてくれた」と称賛の声も上がっていたようだ。

 同じくジャニーズの、香取慎吾主演ドラマ『幽かな彼女』は、AKB48卒業後初の連ドラ出演となる前田敦子の効果も期待ほどではなかったようで、10位にとどまった。

 近年の香取主演ドラマを振り返ると、昨年の『MONSTERS』(TBS系)の全話平均が11.9%、一昨年の『幸せになろうよ』(フジテレビ系)が11.7%、09年の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(TBS系)は9.3%と、プライムタイムにもかかわらずどれも大コケ。今期も、低視聴率俳優の汚名を拭うことはかなわなかったようだ。

 さらに、稲垣吾郎が出演していた『TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~』(TBS系)も、唐沢寿明、松雪泰子など豪華俳優をキャスティングしながらも、10.1%と寂しい結果に。視聴者は、その要因の一つとして、ゲスト俳優の人選ミスを挙げており、特に第8話に現役宝塚トップスターたちが出演した際は、「完全に宝塚100周年の宣伝だった」と批判が集中した。

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