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KAT-TUN・亀梨和也主演『東京バンドワゴン』まさかの8.8%スタートで“低視聴率王子”再び!?

tokyobandwagon1016.jpg日本テレビ『東京バンドワゴン~下町大家族物語』公式サイトより

 KAT-TUN・亀梨和也主演の連ドラ『東京バンドワゴン~下町大家族物語』(日本テレビ系/土曜21:00~)が12日にスタートし、初回平均視聴率8.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。低視聴率スタートとなってしまった。

 原作は、「映像化してほしい小説ランキング」の首位に選ばれたこともある、短編推理小説シリーズ。下町で古本屋とカフェを経営する4世代8人の大家族・堀田家が、不思議な事件を解決していくホームドラマ。『あいのうた』(同)以来、8年ぶりの連ドラ出演となる玉置浩二をはじめ、多部未華子、平泉成、加賀まりこ、ミムラ、金子ノブアキ、平愛梨らが個性豊かな登場人物を演じる。

 初回は、84分拡大版で放送。店の本棚に毎日、2冊の百科事典を置いたり、持って帰ったりする小学生の女の子の謎を、堀田家総出で詮索。すると、その女の子を見守る思わぬ人物に突き当たる……。

 このドラマ枠での8.8%は、前クールの『斉藤さん2』(初回15.5%)や、前々クールの『35歳の高校生』(初回14.7%)と比べても大惨敗。さらに、裏番組の渡瀬恒彦主演『土曜ワイド劇場 タクシードライバーの推理日誌』(テレビ朝日系/14.8%)や、『世にも奇妙な物語’13秋の特別編』(フジテレビ系/12.6%)にも大差をつけられてしまった。

 そんな振るわない数字に反し、視聴者の評判はかなりいいといえる。一部原作ファンからは、「キャストが原作のイメージと合わない」という声も出ているが、多くの人が「素朴で優しくて、心が温かくなるドラマ」「家族で楽しく見られる」「大勢でご飯を食べたり、ご近所さんとワイワイしたり、懐かしい感じ」「平凡な日常や、家族のありがたさを感じさせてくれる」と絶賛。

 また、劇中で安全地帯のメンバーが伝説のロックバンド「LOVE TIMER」に扮し、屋上で演奏するライブシーンでは、「玉置さんの歌声が素晴らしい」「心に染み込んでくる」「涙出た」と感動する人が続出していた。

 さらに、片桐はいり演じる女将が営む小料理屋の壁のメニューには、控え目に「まめぶ汁」の文字が。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で“まめぶ大使の安部ちゃん”を演じていた片桐に絡めたこの小ネタはネットで広まり、『あまちゃん』ファンを喜ばせたようだ。

「ジャニーズの亀梨さんと、ホームドラマの温かいイメージが結びつかず、年配層などは定番の『土曜プレミアム』に流れてしまったのかもしれません。亀梨さんといえば、『ヤマトナデシコ七変化』(TBS系)、『神の雫』(日本テレビ系)など主演ドラマで視聴率1ケタが続き、“低視聴率王子”と呼ばれていたことも。2011年に主演を務めた『妖怪人間ベム』(同)が15%を超え、やっと汚名返上となりましたが、再び“王子の面目躍如”などと皮肉られてしまうかも……」(テレビ誌ライター)

 このままでは、テコ入れも行われてしまいそうな『東京バンドワゴン』。評判が口コミで広まれば、回復する可能性も十分ありそうだ。

最終更新:2013/10/16 19:34
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