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小保方晴子さん会見に潜んでいた2つの謎──「船場吉兆」「幸福の科学」との関係とは

obokata687.jpg撮影=吉田尚弘

 4月に行われた理化学研究所・小保方晴子さんの記者会見で、壇上に並んだ弁護士が意図して小保方さんとイス2つ分の距離を取っていたことが分かった。

 各局のテレビ中継で高視聴率を記録したこの会見だが、不自然だったのは2人の弁護士が小保方さんから離れて座っていたことだ。通常は常に小声でアドバイスできるよう、もっとそばに寄るところが、両脇の弁護士がイス2つ分を離して座っていた。

 一部ではこれについて「彼女が孤立しているように見える戦略」という声もあったが、小保方さんを担当した弁護士に近い関係者からは意外な真相が聞こえてきた。

「小保方さんの左側に座った三木秀夫弁護士は、約6年前“ささやき女将”で有名になった船場吉兆の食品偽装問題で、謝罪会見に同席した人物。会見の主が小声でささやいたのをメディアの音声マイクで拾われ、大騒ぎになったことが現在もトラウマになっているらしく、小保方さんの会見では絶対にそれを避けたかったそうなんです」

 高級料亭の船場吉兆は2007年、食材の産地偽装ほか、賞味期限切れや客の食べ残しを使うなど、多数の問題が噴出。同年12月に釈明会見を行ったが、記者の質問に対し、創業者の三女でもある湯木佐知子社長が長男の喜久郎取締役(いずれも当時)に話す内容を小声で指示。「頭が真っ白になって」など母親に言われたセリフをそのまま長男が繰り返す様がテレビで流れたため、社長は「ささやき女将」と呼ばれて世間の失笑を買った。

 結果、店は廃業となったが、ここに同席していたのが三木弁護士だった。前出関係者によると「弁護士がいながら、なぜそんな失態になったのか」と、弁護士の采配ミスを指摘する声も多かったという。

「三木弁護士は、日弁連の理事を務めたほどのエリート弁護士。そんな人がついていながら大失態会見をやらかしてしまったので、弁護士たちの間でその能力を疑問視する声があったんです。本人にとっては大きな屈辱だったので、本来は小保方さんの横にいたほうがいいのでしょうが、距離を置いたそうですよ」(前出関係者)

 弁護士と小保方さんが距離を取って座ったことで、確かに小声でのやりとりはなかった。返答に困ったときの小保方さんは弁護士のほうをチラリ見るだけになり、弁護士も「ささやき弁護士」とならずに済んだわけだ。

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