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北朝鮮版AKB48? それとも少女時代? 北朝鮮のアイドルグループ「モランボン楽団」とは

 モランボン楽団設立の最大の動機とは、いったいなんなのだろうか? 筆者は、金正恩の父親への対抗心と見る。2011年、父・金正日の急逝により、若くして指導者となった金正恩は虚勢を張るきらいがあると同時に、どうも自己顕示欲が強そうだ。

「オヤジみたいに、俺も自分の楽団を持ちたい。オヤジがやったような古くさいものでなく、もっとスタイリッシュな垢抜けた北朝鮮音楽文化を造ってやる!」

 彼がそう思った可能性は十分に考えられる。事実、モランボン楽団は、北朝鮮国内だけでなく国外的にも新しい金正恩時代をアピールするのに一役買っている。

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 筆者は、新宿新大久保のネイキッドロフトで北朝鮮歌謡、いわゆる「NK-POP」を紹介するイベントを開催しているが、モランボン楽団は大人気だ。メンバーの中でも、とりわけ人気が高いのは「そるみん(筆者が勝手につけたニックネームです)」ことキム・ソルミ同志(写真)。美女ぞろいのモランボン楽団のメンバーの中でも、ひときわ目立つ美貌の持ち主だ。

 ただし、経済難が続く今の北朝鮮で、国家主導で頻繁に行われる派手な公演コストなどを考えると、「分不相応」ではある。そういった問題点はさておき、金正恩時代と北朝鮮エンタメ事情を知るためにも自由社会に生きている我々が、ポップにカジュアルに北朝鮮のエンタメを代表する「モランボン楽団」を楽しむのもアリだろう。
(文=高英起)

●こう・よんぎ
北朝鮮情報専門サイト「デイリーNK」東京支局長。北朝鮮朝鮮問題を中心にフリー・ジャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオ等でコメンテーターも務める。主な著作『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』(新潮社)『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔 』(宝島社)。ブログ「高英起の無慈悲なブログ」<http://choson.blog.jp/>

最終更新:2014/10/14 14:18
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