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己龍、アルルカン、Jin-Machine……2015年のV系シーンをライブ動員数から考察

 とはいえ、「2015年のV系シーン」というと、今最もホットなトピックは「己龍の武道館公演」だろう。

 以前【金爆ヒットに続くのは? 2010年代のV系シーン見取り図】にて「いま最も武道館に近いと目されているV系バンドが己龍」と書いたが、その彼らが今年1月の中野サンプラザ公演でついに武道館を発表した。

 インディーズながらシングルはオリコンメジャーチャート10位内に何度もランクインし、YouTubeの動画再生回数も他のV系バンドと比較してもかなり高い。ライブのセットもインディーズの規模を超えた趣向を凝らした物が多く、楽曲の世界をヴィジュアルでも表現しようとする気概を感じるのだ。さすが”ヴィジュアル”系。

己龍「悦ト鬱」は再生回数100万を越えている

 そして中野サンプラザ公演で、己龍の”唯のヴォーカル(※正式表記)”黒崎眞弥(読み方・くろさき まひろ)はMCでこう宣言した。

「ヴィジュアル系はキモくてナンボだろう!」

 ある意味自虐捉えられかねない発言は満員の会場中のファンから拍手喝采で迎えられた。そう、ヴィジュアル系は気持ち悪いのだ、”気持ち悪くてナンボ”なのだ。

 いまでこそセカオワの代名詞になっている「中二病」だが、そもそも非日常な世界観だったり、ナルシスティックな言動だったりと、いわゆる「中二」的な感覚を全力で突き詰めた結果がヴィジュアル系なんだから、開き直ってしまえばいいのだ。

 2015年のヴィジュアル系はセカオワから「中二病」を奪還する勢いで邁進してほしいと思います!

■藤谷千明
ライター。ブロガーあがりのバンギャル崩れ。執筆媒体は「ウレぴあ総研」「サイゾー」「SPA!」など。Twitter

最終更新:2015/01/29 09:00
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