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政権批判したら即告訴! 言論の自由度が低下する韓国は「民主主義水準40点」?

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 アジア人権委員会(AHRC)の委員長が4月末、「韓国の民主主義と人権水準は、100点満点中40点」と発言するなど、民主主義国家としての体裁を問われている韓国。それを証明するかのように、韓国の「言論の自由度」が低下している。最近、韓国国会立法調査処が発表した「韓国の言論の自由度、現況と示唆点」によると、韓国マスコミの自由度は、経済協力開発機構(OECD)諸国(34カ国)のうち、30位。韓国よりも評価が低い国は、ハンガリー、ギリシャ、メキシコ、トルコだけだったそうだ。

 韓国の言論の自由については「国境なき記者団」などの海外団体からも指摘が多いが、韓国メディア関係者自身が自国の言論活動の自由度を自己採点した数字にも注目したい。韓国言論振興財団が集計したデータを見ると、言論活動の自由度は、5点満点中2.88点(2013年)で、「普通」を表す3.00点以下となっている。記者らマスコミ自身が自国の自由度を低く評価しているわけだ。

 何よりも見逃せないのは、各指数の推移だろう。「国境なき記者団」が発表した自由度の推移を見ると、韓国は06年に180カ国中31位だったものの、そこから徐々に順位を下げて09年には過去最低の69位に。その後、再び42位まで上昇するも、13年から再び下降して15年は60位となっている。前出の韓国メディアによる自己採点も、07年に3.36点、09年に3.06点、そして2013年に2.88点と、どんどん数字が悪化していることがわかるだろう。

 わずか10年で急激に順位が下がっているわけだが、李明博政権、そして朴槿恵政権に入ってから数字が悪くなっている。特に、朴槿恵大統領に対する“ヨイショ報道”は、目に余るものがあるとの指摘が絶えない。いくつか具体例を挙げよう。13年11月、イギリスを訪問した朴槿恵大統領に関する記事だ。

「朴槿恵大統領のイギリス国賓訪問の公式歓迎式が開かれた5日(現地時間)。 朝から雨を降らせていたロンドンの空は、歓迎式が始まるころから晴れ始めた。午後12時10分にイベントが始まると、どんより重く空の後ろに隠れた太陽が徐々に姿を現した。朴大統領を乗せた王室馬車がバッキンガム宮殿に入ると、太陽の光がさんさんと照らした」

 まるで、朴大統領が登場すると空が晴れたかのように描写したヨイショ記事に対して、Twitter上では、「新聞なのか、エッセイなのか」「北朝鮮の偶像化と何が違うのかわからない」などの批判の声が上がった。

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