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【閲覧注意】働き過ぎた31歳日本人男性、原因不明の腹痛に襲われて…

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■急性胃腸炎?

 最初に救急搬送されたのは3月上旬の土曜日。以前お世話になった市政に携わるジイさんから呼び出され、昼間から中華料理をビールで流し込むハメに。帰宅する頃には過去最大級の痛みが到来し、深夜になってもウンウンうなり続ける私を妻が見かねて、救急車を呼んだのだ。ところがレントゲンに血液検査を受けたものの、救急医からは「たぶん急性胃腸炎ッスね」と告げられ、1週間分の胃薬を処方されてさっさと帰された。医療費約1万円なり。

 その後、何度か胃腸科を受診するも症状は一向に改善されず、仕方なく食生活を改めることにした。とにかく食後が要注意なので、定食のご飯は少なめ、ラーメンはうどんに、揚げ物禁止、飲みに行ってもウーロン茶しか頼まない……、などなど。元々あまりお酒が飲めない家系だったこともあり、断酒は痛くも痒くもなかったが、摂取カロリーが激落ちしたことにより日常のテンションはダダ下がりだった。(ちなみにここ5年間で一番飲んだのは、トカナ編集長となぜか武蔵小金井でサシ飲みした時。この日も帰宅後に相当お腹が痛くなった)。

■痛恨の一撃「日本酒」

 そして半年以上悩まされていた一連の発作は、あるタレントへの取材の席によって終止符が打たれた。インタビューはタレントの自宅で行われ、テーブルにはお酒やおつまみが次々と並べられたのだ。同席した事務所の幹部スタッフとともに「ささっどうぞ!」と薦められたあって、さすがにこれは断れない。めったに飲まない日本酒も飲み、数時間後に訪れるであろう腹痛に思いを馳せながらも、なんとか取材を終えた。

■トイレで仰天 ウーロン茶色のおしっこ!!

 帰宅する頃には、当然みぞおちの痛みが最高潮に達した。この日はほぼ一睡もできずにそのまま出社するハメになったが、朝のトイレでは仰天した。おしっこの色がまるでウーロン茶のようにまっ茶色だったのだ。さすがにこれはマズかろうと、出社前に病院に寄って薬をもらったものの、痛みは収まらず、結局夕方には帰宅。そのまま痛みが落ち着くこともなく、早朝になって救急指定病院に駆け込む事態に。そこで初めて受けたエコー検査によって、ようやく胆のう内に大量の石、つまり胆石が詰まっていることが明らかとなったのだった。

tanseki-4.jpgエコー検査の写真。医者からもらう。左側のボツボツが詰まった胆石
tanseki-6.jpgコレ

 痛みの原因となっていたのは、胆のうと十二指腸を結ぶ総胆管という部位に石が詰まっていることだという。また検査によると、肝臓の数値が異常、かつ黄疸も出ており、このまま放っておくと膵炎や敗血症など命に関わる危険もあると脅され、そのまま緊急入院することに。

 胃カメラを使って胆のう周りを撮影した上に、石が詰まらなくなるようチューブを取り付けるという手術を、当日いきなり受けた。さらに回復を待って、5日目には総胆管に詰まった石を、胃カメラに取り付けたバルーンで十二指腸に落っことす、という手術も。いずれも全身麻酔で行われたが、術後はノドや患部がズキズキと傷んだものだった。

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