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月収100万円説の一方でこんな危険も…『ネット風俗』がどんどん過激化! マスクをして過激な露出や本番も

 また、ある処女の子が、家賃や水道光熱費を数カ月滞納してしまい、高収入求人サイトを見て、応募してきたケースもある。さすがに男性経験がまったくない女性に大胆なオナニーを求めるのは無理があるが、チャットルーム運営者は「他の女の子と差別化を図るためにアニコスをさせることにしました。その女の子には某アニメのキャラクターの格好をしてもらい、女性用に作られた男性の外見をしたラブドールを購入してきてそれに学ランを着せたんです。それで擬似セックスをしたら、バカ受けしてドーンと人気が出ましたね」と言う。

 また、現役風俗嬢も副業的に参戦している。

 風俗店に勤務するある女性は、週1、2回、夕方から深夜の1時過ぎまで都内繁華街のルームに通いネット風俗嬢としても働いている。だいたい6~7時間働いて、1日の間に2~3回のチャット放送を行う。オナニー1回、セックスを1、2回して日給2万円。時給3000円の計算だ。決して楽な仕事とは思えないが、運営者に言わせると、「世の中、顔出しできないけど、アソコは見せてくれる子多いんですよ。顔を出したらバレるけど、アソコは見せてもほぼバレないですからね」ということらしい。

 とくに、マスクとものまねメイクで話題のタレントのざわちんが登場してから、このマスクをするネット風俗嬢がFC2を中心に多くなっているのだという。

 顔バレしなくて済むし、手軽に儲かる──そうした認識が広がるが、何より注意しなくてはいけないのは、女性が強要されてネット風俗の世界に引きずりこまれるという事件が起こっている点だ。2013年には家出中の未成年女性が男にライブチャットを強要され、ユーザーに助けを求める事件が発生。このように女性にわいせつ行為を強いることで男が荒稼ぎするという事例は頻発しており、事件の温床になっているのは紛れもない事実だ。

 さらに、ふとしたやりとりから個人情報が割り出され、ネット風俗嬢がストーカー被害に遭ったという話も多い。一方、ユーザーの過激さも増している。しかも性器を露出させれば逮捕されることもある。敷居が低いと感じてはじめる女性も多いだろうが、危険と隣り合わせの仕事でもあるのだ。

 今後は過激さだけでなく、価格競争が活発化すると見られているネット風俗界。気楽、気軽、儲かるという甘い誘い文句には裏があることを覚えておきたい。
(時田章広)

最終更新:2015/10/04 13:00
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