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アンダーヘア処理の店に、アダルトマシーンの展覧会…ディープ過ぎる「裏」の東京観光名所とは?

 陰毛の処理というと、最近ではブラジリアンワックス脱毛がよく知られているが、あれは人によっては耐え難い苦痛を伴うとも聞くし、このような線香を使った方式なら手を出しやすいのかもしれない。また、こんな一文も載せられていた。

〈最初は好奇心で訪れていた男性客も、髪の毛のカットと同様、「そろそろ下の毛もカットしなきゃ」と、エチケットとして習慣になっていくんだとか〉

 ちなみに、陰毛のカラーリングも90分1万5000円で行っているとのこと。こちらは白髪染めのような感覚で利用するお客が多いそうだ。こんな新たな業態が生まれるのも「東京」ならではかもしれない。

 また、東京といえば、コミックマーケットや音楽フェスなどイベントも数多く行われる。これらのイベントには日本のみならず、世界各国から来場者が押し寄せるわけだが、なかには、とんでもない「異形」のイベントも行われている。同書では、2007年の7月27日から29日にかけて行われた「アダルト・トレジャー・エキスポ」が紹介されていた。このイベントは名前からなんとなく察しがつく通り、アダルト関連会社が集まった見本市で、なんと会場はあの「幕張メッセ」であったという。

 3日間の熱いイベントのなかで、とりわけ著者の記憶に焼き付いたのは、アダルトグッズのブース。とどまるところを知らない、人間の「性」に対する飽くなき努力と探求に脱帽するばかり。その様子を著者はこうレポートする。

〈遠巻きに人が集まる一角を発見した。都内各所でアダルトショップを展開する「エムズ」のブースだ。
 中央には、エロ動画の映る大画面のモニター。その横にヒゲを生やした中年男性が軽く足を開いて座っていた。
「みなさん、手を使う時代は終わりました。これからはマシンの時代です!」
 スーツ姿の若い男性が声を張り上げる。何事かと近付くと……グイーングイーン……ヒゲ男性の股間に顕微鏡のような形の器具が置かれている。
 目を凝らすと、筒状の部分がエロ動画に呼応してグングン上下運動していた。
「電話しながらオナニー! 食事をしながらオナニー! 性欲・食欲同時に満たすことができます! オナニー革命です!」
 オナニーオナニーオナニーって……。
 この器具は4000万円以上の制作費をかけて商品化されたという「ハンズフリーオナニーマシーン」だそうな。動画と連動して絶妙な動きをするという。
 どれだけの時間と開発費をオナマシーンに注力したのだろうか?〉

 日本の「技術力」と「エロ力」を結集させた商品は他にもある。株式会社大白の展示ブースでは、こんなオナホールが紹介されていたという。

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