日刊サイゾー トップ > その他  > 仲里依紗の夫がデキ婚の裏を小説に

仲里依紗の夫・中尾明慶が“デキ婚”への芸能界の圧力を暴露? なんで産んじゃいけないんだ!との怒りを小説で

 そして、子どもを産みたいと願うなつきに、翔太もあっさり同意。しかしここで問題となるのが事務所への説得だ。翔太は所属事務所のマネージャーに相談するが、まず問題にされたのが“事務所の格の違い”だ。

「おまえと付き合ってることを今まで事務所に一言も言ってなかったとなると、なおさらおまえのことを握り潰せって話になるに決まってる。ウチらが想像できないほど強引なことをやらかしてくるかもしれない」
「決まりそうになってた仕事を潰されたり、各テレビ局や映画会社なんかに『あいつはヤバイから使うな』と内々に根回しされるかもしれない。うちに所属してるほかの俳優やタレントも、降板させられたり似たようなことになる可能性がある」

 当人同士だけではなく事務所さえ潰されかねない……。恐ろしい話だが、これはまさにバーニングのやり口とまったく一緒。中山美穂をはじめ、多くのバーニング系の女性タレントにスキャンダルが発覚するたび、バーニングは相手の男性を潰しにかかってきたが、まるでその手法にそっくりの話だ。

 だが、実際は仲の所属事務所はアミューズ、中尾はホリプロであり、バーニングとは一定の距離を保った独立系事務所の所属で、ふたりとも大手である点では大差ない。つまり、芸能界の裏側をよく知る中尾は“小説として”バーニングのあくどい手法を描いてみたのではないだろうか。

 当然、なつき側の事務所の対応は凄まじいものだ。社長ではなく〈実質この会社を動かしている〉コワモテの人物が登場し、担当マネージャーを「テメエ何やってんだ。(中略)ガキはらませてどうするんだ、バカ野郎!!」と激怒。上層部が揃った緊急役員会には顧問弁護士も同席し、なつきの妊娠によって発生するスポンサーなどへの違約金の最大額を算出したり、役員は公然と「この話はマスコミに漏れたとしても、公にならないよう潰す方向で動きます」「今回の話を潰すためなら、法律の範囲内で何をやってもかまわない」と発言。両親にも堕胎の説得に回らせるようにと指示するのだ。

 もちろん、芸能界の裏事情に多少なりともふれたことがある人なら、「この手の話はよくあること」と言うかもしれないが、現役の俳優が綴っているとなると、そのリアリティはかなりのもの。描写内容はバーニングのようだが、もしかして、仲と中尾のできちゃった婚をめぐっても、こんな物騒なやりとりが交わされたのだろうか……と邪推してしまう。

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