【閲覧注意】これは介護か虐待か? 47年間ロープに吊るされている男
※4頁目に衝撃的な動画を掲載しています。苦手な方は文章のみご覧ください。
社会には、さまざまな障がいを抱えながらも強く生きる人々が存在する。とりわけ全身に運動機能障害が現れる「脳性麻痺」や「筋ジストロフィー」を発症した場合、本人や家族にのしかかる負担と苦しみは並大抵のものではない。一定レベルの社会保障と医療制度が整備されていれば、その苦難はわずかながらも軽減されるが、世界を見わたすとそのような環境が整っていない国もまだまだ多いのが実情だ。
そして現在ベトナムで、なんと47年もの間、ロープで吊り上げられた状態で生きることを余儀なくされている障がい者の姿が報じられ、社会に大きな衝撃が広がっているという。早速、詳細についてお伝えしよう。
■生後間もなく異変は現れた
同国東北部、クアンニン省で母親とともに暮らすカオ・バ・クアットさん。彼は47年というこれまでの人生を、ロープに吊るされたまま過ごしてきた。まるで虐待かと見紛うような衝撃的光景だが、カオ・バ・クアットさんと家族にとっては止むに止まれぬ事情があったようだ。
カオ・バ・クアットさんの身体に異変が生じたのは、生後わずか数日のことだった。妊娠中の母親に異常は見られず、出生体重も平均的だったにもかかわらず、突如として脳や運動の機能に障害が現れはじめたのだ。やがてカオ・バ・クアットさんは、体を自由に動かすことができず、寝たきりになってしまった。
なんとかこの状態を改善させようとした両親は、財産のほとんどを投じて治療法探しに奔走するも、主治医が見つからない。やがて資金は底をつき、自宅での介護を余儀なくされてしまう。カオ・バ・クアットさんと家族の長く厳しい戦いは、こうして始まった。
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