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岡崎慎司所属「レスター」の監督ラニエリが達観しすぎ!「カッコよすぎるだろ……」

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 プレミアリーグ開幕直前の昨年7月、クラウディオ・ラニエリがレスターシティの監督に就任が決まったとき、少なからず不安視する声が聞こえてきた。チェルシー、ユヴェントス、インテルなど、そうそうたるビッグクラブを率いてきたこの老将だが、“無冠の帝王”“壊し屋”など、ありがたくない通り名を持ち、特にここ数年は満足な結果を残すことができていなかった。昨季リーグ14位で、もともと戦力の乏しいレスターだけに「降格枠がひとつ埋まった」などと揶揄されることさえあった。

 しかし、フタを開けてみればレスターは連戦連勝。強豪たちを押しのけ、残り7試合勝ち点5差で首位を快走。“サッカー史上最大の番狂わせ”を実現しようとしている。今や、世界中のサッカーファンはレスターに注目し、ラニエリは悪評を一蹴することに成功した。全てが順風満帆、地元ファンからは神と称えられるラニエリだが、本人はしっかりと現実を見ているようだ。


「レスターは今季序盤から調子がよく、周りから優勝を意識したコメントを要求されても、ラニエリは『あくまで残留が目標、あと25ポイントはほしい』などと、首位争いをしながら冷静に残留まで勝ち点がいくつ必要かと計算していました。アウェイでマンチェスターシティに勝利したときも、首位にいながら『来年は10位ぐらい。優勝するなら今年だけ』と、絶対に我を忘れませんでした。他にも『ファンは夢を見なければいけないが、我々は地に足をつけなければいけない』や『(あと7試合で勝ち点差5)マンチェスターユナイテッドやチェルシーなら、もうタイトル争いは終わっているけど、我々はレスターだからね』など、コメントがあまりにも冷静で話題を呼んでいます。『達観しすぎ! カッコよすぎ!』『今までいろんなことがあって、この境地なんだろうな』『それでも僕らは夢を見るよ!』と、日本でもラニエリファン急増中ですよ」(スポーツライター)

 これだけの旋風を巻き起こしているラニエリだ。間違いなくビッグクラブからの高額オファーも舞い込んでいるだろう。地元イタリアの代表監督の候補になっていることも明らかになっている。それでもラニエリは「ここが最後のクラブ」とレスターに残ることを表明し、ファンを安心させている。

 数々のビッグクラブを渡り歩くも、“無冠の帝王”と揶揄された男が、初めてのリーグ優勝をスモールクラブで成し遂げようとしている。
(文=沢野奈津夫)

最終更新:2016/05/19 17:29
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