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囲碁世界王者が所属団体と決別宣言! 韓国国民的スターに、いったい何が?

shogi.jpg渦中のイ・セドル九段

 東方神起、EXO、少女時代など、過人気アイドルたちと所属芸能事務所の軋轢がたびたび報じられてきた韓国で、今度はとある分野の超大物スターが所属団体との決別を表明。大きな騒動となっている。

 その人物とは、囲碁世界王者イ・セドル九段。韓国国内での実績もさることながら、今年3月にはグーグルの人工知能囲碁プログラム「AlphaGo」と対戦し、一躍、世界で時の人となった人物だ。


 そんな人気絶頂にあるイ氏が、韓国のプロ棋士会を脱退することを突如として発表した。なんと17日に行われた韓国囲碁リーグ開幕式上で、プロ棋士会会長に脱退届を直接手渡しというのだ。イ氏の実兄であり、マネジャーの役割を担ってきたイ・サンフン(同九段)も脱退届を提出した。

 イ兄弟はプロ棋士会を脱退した後にも、棋士としての活動を続けるとしているのだが、なぜ世間の注目を集めるような形で“決別”を宣言したのか? イ兄弟は韓国メディアに、脱退理由について次のように明かした。

「親睦団体にすぎないプロ棋士会が、不合理な条項で棋士を拘束している慣行を打破しようとするもの。(中略)棋士をやめるということではない」

 これまで韓国では、棋士会に属さず活動することができた棋士はひとりもいなかった。イ兄弟の言葉をそのまま受け取るなら、プロ棋士会は棋士たちをマネジメントする半面、既得権益を抱えていた側面があり、棋士たちにとって不利な状況が生まれていたようだ。

 イ兄弟は、棋士会を脱退すると韓国棋院(韓国の囲碁協会のようなもの)が主催する大会には一切参加できないこと、棋士の収入の中から3~5%の積立金を一律に徴収するという2つの点が、プロ棋士会が棋士を縛っている代表的な項目だと指摘した。後者の積立金の場合、退職時の慰労金の上限が4,000万ウォン(約400万円)に抑えられており、所得が多い棋士たちの不満要因となってきた。イ兄弟側は、これらの条項が改善されなければ、司法の手に判決を委ねる意思があるとも明かしている。つまるところ、棋士の自由と金銭面での不満があったということだろうか。

 スター棋士の脱退宣言にプロ棋士会側は大慌ての様子。イ兄弟の脱退を許可すれば、同団体への打撃が大きい上に、ほかの棋士が相次いで脱退することも懸念される。一方、反対する大義名分や根拠があまりない。なおイ兄弟側は「韓国棋院との衝突は望まない(中略)外国が主催した大会への出場収益のうち10%を納付する『棋院発展基金』など、棋院の定めるその他のルールには、これまで通り従うつもり」としている。

 韓国では、囲碁はドラマなどの題材にもよく使われる人気競技だ。スター棋士は国民的な人気を誇り、国を代表する有名人となる。さらに今回、世界的な知名度を誇るまでになったイ氏。彼が、正当な根拠とともに所属団体を批判する立場に立ったことで、韓国囲碁界はしばし混乱に陥ることが予想されている。
(取材・文=河鐘基)

最終更新:2016/05/23 16:08
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