暁美ほむらの銃は“ヒトラーの電ノコ”!? 『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』
べべには当たらず、マミはほむらに反撃。この2人ってテレビ版から見てるとわかるんですが、経験豊富なベテラン魔法少女の対決です。マミは魔法の銃を使い、ほむらは実銃を使います。基本は銃の撃ち合いです! ま、魔法は……!? でも、そこがまどマギのいいところですよね!
次にほむらが使う銃は、ドイツ・エルマベルケ社のサブマシンガン「MP40」、通称シュマイザーです。これは第二次大戦のナチス・ドイツ軍の武器です。
新しい拳銃グロック17、古いサブマシンガンMP40、ほむらは、銃なら選り好みしません! 手段より目的なんです! ってことなんです。使う武器のセンスで登場人物の“覚悟”や目の前の出来事の深刻さを説明しているんですね。
さらに、ほむらはサブマシンガンの「Vz61」、通称スコーピオンを使います。別に大文字小文字間違ってませんよ! Vは大文字で、zは小文字です。Vzor 61。チェコ語で61年式って意味なんです。チェコスロバキア製の短機関銃です。片手撃ちもしますが、反動えげつないです!
おいおい!さっきから、短機関銃とかハンドガンとか何だよ!? ってご指摘があるかと思われます。簡単に整理します。
拳銃=ハンドガン。小型で主に護身用。短機関銃=サブマシンガン。拳銃弾を連続発射できる小型の機関銃。小銃=ライフル。弾丸に回転かけて発射するため、射程距離が長い。自動小銃=アサルトライフル。ライフル弾を連続発射できる小銃。機関銃(機銃)=マシンガン。ライフル弾(以上の弾)を連続発射できる大きな銃です。
さらに、ここからより細分化していき、定義なんてあってないようなものです。
マミとほむらは互いに薄手の衣服なので、至近距離での命中は致命傷になります。なのに! なのにですよ! ほむらは、「グロスフスMG42機関銃」を取り出すのです。
もう殺す気ですよ。MG42なんて、装甲板を貫通する7.92mm×57弾を毎分1,200発で発射できる武器です。第二次大戦では、連合国軍兵士から“ヒトラーの電ノコ”と恐れられた武器です。それを……人に! 薄手の服の女子中学生に……! 撃つ! この人でなし……! 凶悪すぎます。
さらになんと、このMG42に装備したマガジンがダブルドラムマガジンなのです!
ダブル? ドラム? ダブルドラムマガジンのMG42なんて存在しないんです! 時間停止で奪ってるはずなのに! まさか、改造してる!? こういうのをマニアは見逃しませんよ!
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