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週刊誌スクープ大賞

「高学歴男にとって、女は性のおもちゃ?」東大&慶大、集団レイプ事件の危うい類似点

現代は先週に続いて、高畑裕太にレイプされた被害者女性の「涙の告白」第2弾をやっている。
 
 彼女は「示談」に応じたから、「カネ目当ての美人局」という疑惑までかけられてしまったが、それへの疑問に答えている。

 まず事件後、彼女は迷った末、ホテル近くに住む知人男性に相談する。
 
 彼は「それは明らかなレイプ事件だから、我慢することはない」と言い、被害届を出すようにと、警察に通報してくれたそうだ。

 これまでの報道と違うのは、その男性の指示で病院へ行ったのではなく、警察の指示だったそうである。

「病院では、膣内に残っている精液を採取された後、用意されていたアフターピルを飲みました。病院を出たのは、午後8時か9時頃だったと思います。その後、知人と一緒に前橋署に向かい、再び事情を聞かれました」(被害女性)

 しかし、事情聴取された際、担当の女性検事から、

「なぜ大きな声を出さなかったのか」「なぜ壁を叩かなかったのか」などと質問を浴びせられ、だんだん、自分に非があるのではないか、検察は自分を守ってくれるところではないと思ってしまったそうだ。
 
 裁判になれば、加害者の弁護士から根掘り葉掘り聞かれ、また恥ずかしい思いをすることになる。
 
 また、前橋署の会議室で、加害者が所属していたプロダクションの社長らが、「示談にしてほしい」と言ってきて、双方の弁護士同士で交渉が始まったことも、彼女に加害者を裁判に追い込む気持ちを萎えさせたようだ。

 彼女の知人は、示談交渉には立ち会ったことはないそうだ。

 彼女はこう話す。

「仮に裁判において、抵抗が弱かった、叫んで助けを求めなかったなどという理由で加害者が無罪になってしまうのであれば、被害者は泣き寝入りするしかありません」

 フライデーによると、被害女性が表に出てきたことで、事態は一変したという。

「淳子さんも裕太の元所属事務所の社長も、週刊現代の記事についてはなにも反論しないということで合意しているようです。主張したいことはヤマほどあるようですが、『自分たちがなにを言っても世間の目は変わらない』と思い、諦めているようです」(裕太の知人・デジタルフライデーより)

 フライデーによれば、12月上旬まで母親の高畑淳子は主演舞台『雪まろげ』の地方巡業に入るそうだ。

「一家の大黒柱は高畑であり、大きな収入源だったCMやバラエティ番組への出演が絶望的になったいま、彼女は舞台に立ち続けるしかない」(同)

 フライデーは何度も彼女に質問をぶつけたそうだが、高畑は顔を伏せたまま、ヨロヨロと自宅へ入っていったそうだ。

ところで、ボブ・ディランがノーベル文学書を受賞したことが波紋を呼んでいる。

 ディランが『風に吹かれて』を発表し、ピーター・ポール&マリーが歌ったカバーが大ヒットしたのは1963年。ディラン22歳、私が18歳の時だった。

 どれだけミサイルが飛んだら戦争が終わるのか、いつまでニュースを見れば平和が来るのか、その答えは風が知っているだけさ。アメリカでは公民権運動賛歌として受け入れられ、日本をはじめ、多くの国では反戦ソングとして多くの若者が歌った。

 文春によれば、10月14日にカリフォルニア州で行われた音楽フェスのリハーサルで、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャードに「おめでとう」と声をかけられたディランは、こう言った。

「ありがとう。でも、僕には彼ら(選考委員)が何を考えているのかさっぱりわからないよ」

 彼は「変人」といわれる。人嫌い、インタビュー嫌い、コンサート以外は自分を晒さない。

 だが、2004年に自らの手で自伝を書いたとき、「ニューズウィーク」のインタビューに答えている。今週の日本版から引用してみよう。

「60年代後半から70年代前半には神格化され、ストーカーに近いファンも出現した。『あんなことをされれば、誰でもおかしくなる』と、ディランは自伝に書いている」

 名声は人生だけでなく、作品も歪めたという。

「私は名声をうまく利用しようと思った。名声はカネにはなったが、独り歩きを始めた。名声の中身は空っぽだった。私の音楽は指の間からこぼれ落ち、いつしか消え去った」

「『昔の私は、世界と人間のあらゆる真実を歌で表現しようとしていた』と、ディランは言った。『しかし時が来れば、そんなことはできっこないと分かるものだ』」

 同誌でプリンストン大学のショーン・ウィレンツ教授は、ディランの受賞についてこう語っている。

「同時代の偉大な文学者をたたえただけのこと。同じ栄誉に浴したほかの文学者たちと区別する必要はない。詩は、大昔からある文学の形式だ。ディランはそれをまったく新しい水準に、西洋文化が生み出した文学の最も高い水準にまで高めた。それ以上の説明はいらない」

 新潮によると、これまでにノーベル賞を受け取ることを辞退したのは、サルトルを含めて4人だという。

 授賞式にディランが出席するかどうかわからないようだが、今こそ戦争ができる普通の国にした安倍首相官邸を取り巻き、「風に吹かれて」を歌うときではないだろうか?

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