日刊サイゾー トップ > その他  > 宮崎駿が長編の構想を明かしツッコミの嵐!
【おたぽる】

「パヤオ長編辞めへんでーーー! って何回目だよ(爆)」宮崎駿がNHKの番組で長編の構想を明かし世間からツッコミの嵐!

1611_hayao.jpg『NHKスペシャル 終わらない人 宮崎駿』公式サイトより。

 長編アニメの引退宣言をしたスタジオジブリの宮崎駿が、短編アニメを制作している様子に密着した番組『NHKスペシャル 終わらない人 宮崎駿』(NHK)が11月13日に放送された。番組内では宮崎が長編アニメの構想を語る様子もあり、「辞める辞める詐欺も甚だしいwww」「パヤオやっぱり死ぬまで働くんだな」といった声が上がった。

 番組では『風立ちぬ』制作後の2013年に引退宣言をした宮崎が、初めてCGを使って短編アニメ『毛虫のボロ』を制作する様子をおよそ700日にわたって追っている。引退後は自身の事を「リタイアじじい」などと自虐的に言っていた宮崎が、CGでのアニメーションづくりに悪戦苦闘しながらも、若いクリエイターたちに刺激を受け、次第に“復活”に向かっていく様子が切り取られている。

『毛虫のボロ』の制作場面で再三映し出されるのは、CGクリエイターたちが作り出すキャラクターの動きが、なかなか気に入るものにならず苦悩する宮崎の様子。宮崎は自分でもCGを作るためにタブレットに触れてみるが、少しも思うようにいかず、もどかしそうな様子を見せる。しかし一方ではCGの若いクリエイターたちが作ったものに「面白い」と刺激を受けることも。

 またドワンゴの川上量生会長が、人工知能によって、キャラクターに気持ち悪く、早い動きをさせることができる旨を、実際の映像を使って説明。しかし映像を見せられた宮崎は「身体障害を持つ友人を思い出して、面白いと思って見ることができない」「生命に対する侮辱を感じる」と一蹴。

「どこにたどり着きたいんですか?」と極めて不機嫌な様子で対応し、川上氏がかなりションボリした表情が映し出された。これには「頑固ジジイ感凄えけど、確かにこのCG見て面白さよりも不快感を抱く感覚ってのは存外大切だと思う」「宮崎の求めるもの考えたら怒られそうやん、何でわからんのか」といった声があがる一方で、「これはかわいそう」「ゾンビだっているんだから……」という声も。

 さらに番組後半ではプロデューサーの鈴木敏夫に、長編の企画を提案する宮崎の姿も。「長編企画 覚書」と書かれた紙を鈴木のもとに持って行った宮崎。2019年までの3年で制作する構想を持っているようなのだが、それは「オリンピックの前だ」と鈴木が笑ってしまうほどのタイトスケジュール。そして宮崎は「どんな錬金術使ってもいいから、この映画作れるだけの金かき集めてください」と冗談めかして言うのだが、どうも本気っぽく感じられる言い回し。

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