迫力カーチェイスに、“50人斬り”アクション……“血煙”が映える『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五エ門』小池健監督インタビュー!
■「まだ描いていないキャラを描きたい、という野望はあります(笑)」
―― 特別先行上映会の舞台挨拶では、小池監督もルパン役の栗田貫一さんも「強くて格好いいルパンを」というお話をされていましたが、監督的には手応えはいかがですか?
小池 そうですねぇ、前作の『次元大介の墓標』とはまた違う見え方になると思うのですが、五エ門のメンタル面、そして高みの境地に達するまでの過程を、ルパンたちがどう見守っているのか。実に渋く、格好いい関係値になっていると思いますので、そこを楽しんでいただけるとうれしいです。
ただ、これは触れておきたいんですが、「これまでの作品と全然違います」というわけではないんですよ。ルパンはルパン。連綿と続く『ルパン』シリーズの中で、今回は五エ門にスポットを当てたお話ですという姿勢で、スタッフ一同で制作にあたりました。『血煙の石川五エ門』もまたルパンらしい作品になったと思いますので、楽しんでいただきたいです。
―― シリーズといえば、特別先行上映会の壇上で浄園(祐)PDが「この次も……」という野望をお話されていましたが、やはり監督にも「こいつのお話もやってみたいなぁ」という野望がおありだったりしますか?
小池 メインキャラクターで描いていないキャラクターもまだいますから、それを描きたい気持ちはありますし、前作の伏線の回収という構想もあったりなかったりしますから(笑)。もちろん野望はあります。ありますが、全ては今作の反響次第ですので、応援していただけたらうれしいです(笑)。
■『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五エ門』
・17年2月4日(土)新宿バルト9ほかにて<4週間限定>全国公開
・公式サイト:http://goemon-ishikawa.com/
原作:モンキー・パンチ (C)TMS
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