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昨年の『アダルトVRフェスタ』主催者は追放! 事業者有志による新たなアダルトVRイベント『Amusement VR SHOW』が開催へ

 すると、すぐに吉田氏からは「事実無根である」との連絡が入ってきた。では、どこが間違っているというのか、会って話を聞くことになり、吉田氏から日時を指定された。場所は追って連絡をするということだったのだが、前日になっても連絡はなし。それでも、いつか連絡が来るだろうと思って待っていたら、約束の時間の2時間前にメールを送ってきたのである。

 ようやく電話がかかってきたのは、指定時間の15分前。筆者は「あまりにも不誠実」である旨を述べて電話を切り、記事はボツにしてもらった。

 それからいったい何があったのか……? 事情に詳しい業界関係者は語る。

「ほかにもいろいろと“やらかし”があったので、とにかく吉田氏を外して事業者で新しいイベントを組もうということになったんです。最後に吉田氏を見たのは、今年1月に大阪で『アダルトVRエキスポin 大阪』の打ち合わせをした時です。出席者の総意として“オブザーバーとしてなら関わっていいよ”と告げたら、怒って出ていってしまいました……」

 事業者が吉田氏追放へと動いたのは、VR業界全体に実害が及ぶことを恐れてのもの。その後、関西のVR事業者が『アダルトVRエキスポ』の名称だけを買い取り、吉田氏は業界から追放されたという……。

「その後、姿を見た人は誰もいません。ウワサではAV男優になったとか……」(同)

 こうして「VR元年」は、ごたごたの中で終了。これでは、せっかく始まったアダルトVRの灯火が消えてしまう。それを危惧した事業者たちが新たに立ち上げたのが「Amusement VR Show」というわけである。

「これまで、VR技術やコンテンツを開発する事業者を中心にした『アダルトVRの会』という非営利の組織がありました。これは、研究開発を主とした会合だったんです。でも、昨年の一般向けイベントの様子を見て、有志を募って『Amusement VR SHOW』を立ち上げることになったんです」(同イベントの事務局担当者)

 立ち上げの経緯からもわかるように「Amusement VR SHOW」の目的は、まず多くのユーザーに、現在の技術やコンテンツを試してもらうこと。そこから、さらにユーザーが求めるものをくみ取り、普及に向けてさらに前進しようというわけだ。

 現在、多くの人がVRを何度か試してみて「こんなもんか」と思っているのではなかろうか。でも、その技術は日々進化しており、開発者はユーザーからさまざまな意見を求めている。

 今回、会場となる都内某所の施設はAV撮影にもよく使われる場所だそうで、実際に体験できるスペースも大幅に拡大されるとのこと。

 アダルトVRの本気はこれからだ!
(文=昼間たかし)

Amusement VR SHOW
日時:2017年5月3日(水・祝日)
時間:13:00~18:00 ※入替制
場所:都内渋谷区某所 ※参加者のみにメールでお知らせ
チケットなど詳細は、公式サイトにて
http://avrs.jp/

最終更新:2017/04/27 12:12
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