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【messy】

念願の「遠隔バイブ」デビュー! ラブグッズ好きの40代後半紳士とファミレスで…

 こんにちは! 最近、新しいバイブを新調し、ご機嫌の白雪魔夢子です。バイブを選ぶ作業って、なぜあんなにも心が躍るのでしょう。エッチなサイトを開き、『あなたは18歳以上ですか?』という問いに『YES』と答える時の高揚感を数値化したら、ディ○ニーランドの入場ゲートをくぐる時のそれに匹敵するのではないかと思う今日この頃。新しいピンクのバイブを片手に出会い系サイトを漁っていると、こんなメッセージを見つけました。

『男ですが、ラブグッズが大好きです。これまで数々の女性たちに新鮮な喜びを提供してきました。ラブグッズに興味のある方、ぜひメッセージをください』

 アダルトグッズを『ラブグッズ』と言うなんて……こやつ、できる(確信)。プロフィール写真には、車をバックにピースサインをしている男性が映っています。目が隠れてしまいそうなほど笑っている40代後半くらいの紳士。車種はわかりませんが、何だか高そう。てか、自慢の車&顔出ししちゃうなんて、知人が見たら一発でバレちゃうと思うんだけど……『大人の刺激を求める方のコーナー』にはなぜか無防備な人が多いんですよねェ。

 さて、バイブトークで盛り上がりたいところでしたが、いきなりラブグッズに食いつく32歳の女というのもちょっとどうかと思ったので、無難に「車、かっこいいですね! 乗ってみたいです♡」とメッセージを送ってみることにしました。

 うーん、これじゃパンチが弱いかな? 「あなたにも乗りたいです♡」ってオヤジギャグを付けたそうかな? とくだらないことで迷っているうちに、返事が到着。

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「お返事ありがとうございます! 僕は昔からソアラが好きで、そればかり乗っているんです。魔夢子さんはどんな車に乗っているんですか?」

 この真っ白なスポーツカーは『ソアラ』というのか。ふむふむ。では、君の名はソアラ君と名付けましょう。車トークには1mmも興味がなかった白雪は『車は持っていない』ことを正直に打ち明け、さりげなくラブグッズの話に話題を持っていきました。

白雪「ラブグッズ好きっておっしゃっていましたけど、どれくらい持っているんですか?」

 自分で「ラブグッズ好き」を公言しているくらいだから、たぶん30個くらいはラブグッズを持っているんだろうな~。で、それを魔夢子さんにも味わわせてあげる的な展開になるんだろうな~と、何となく次の展開を予測して、返信を待つ白雪。その時、ふとイヤ~な予感が頭をかすめました……。

「今まで一番ウケがよかったバイブはこれです!」と、声高々にバイブを持ってこられたら……イヤじゃね? 今までの女性たちのお汁が染みていそうだし……衛生面は大丈夫なんだろうか……。

 考え始めると、さらにイヤ~な気持ちが大きくなってきます。使用済みのバイブ。使用済みのローター。それを30個も持って現れる初老の男。高級車のトランクには中古のオナホがいっぱい、とかだったらどうするよ。エコなの? ねえ、地球に優しい男なの?

 やっぱり、ここはおすすめのバイブだけ教えてもらって、それとなくフェードアウトするべき? そう思った直後、返事が返ってきました。

ソアラ「僕は妻帯者なので、ラブグッズは手元に置いてないんです。いつもプレイの時に使ったものは女の子にあげています。なので、魔夢子ちゃんのお好きなものをプレゼントしますよ!」

 ちょ、ちょっと!! 奥様、聞きました!? 急に目の前が晴れ渡り、白雪の曇っていた頭上にパ~ッと光が差し込みました。ソアラ君、素敵やん!! こんな紳士的な男性なら、きっと素敵なラブグッズを差し入れてくれるはず。私にぴったりのバイブ、選んでください♡ ラググッズマスター!!

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遠隔操作バイブ、デビュー☆ その実力は…

 それから白雪とソアラ君は、サイト上で何度も入念な打ち合わせをしました。「ただのバイブじゃつまらない」ということで、買ってもらうのは『遠隔操作ができるバイブ』に決定♡

 私、一度やってみたかったんですよ~。スイッチを入れられた瞬間、勝手にひとりで「アッ、ああ~!!」と悶えちゃうヤツ。足がガクガクしてきて、「も、もうやめてください……」と涙目で懇願すると、ソアラ君はにやりと笑って、止めるのです。そしてすぐにスイッチオン!「もう、だめ。イッちゃいます。お願い、やめてェ!!」こういうのをやりたかったわけですよ。

 当日は、田舎者の味方、国道線沿いのファミレスで待ち合わせをすることになりました。指定された席に向かうと、ネイビーのインナーにテーラードジャケットを羽織ったナイス・ミドルの姿が。英字新聞とか似合いそうなおしゃれな男性です。

 まずは、アイスの乗ったカフェラテを注文して、まったりとトーク開始。とはいえ、私たちは『ラブグッズ』愛好家。自然と話の内容はラブグッズになっていきます。他のお客さんとイイ感じに離れていることと、私たちの席が端っこにあるボックス席ということもあり、気兼ねなくエッチな話で盛り上がることができました。

白雪「私、一昨日○○っていうグッズ(バイブ)を買ったんだけど、静音っていうわりにはモーター音が大きくて、夜中にするのは気が引けるんですよ。クリに当たる感じはパワフルで気に入ってるんですけど……」

 こんな話をする私もどうかと思いますが、彼はニコニコと相槌を打ちながら、最新のラブグッズについて教えてくれました。ソアラ君のオススメは、ドイツ製の特殊な空気圧力テクノロジーを採用している『吸い出す』ような感覚が得られるという口紅型バイブ。お値段は16,200円……高えええ!!! それをおねだりすればよかった、と内心ゲスいことを考えていると、ソアラ君がおもむろに茶色い紙袋を取り出しました。

ソアラ君「これ、例のアレなんだけど。今、つけてみて?」

 え。今? NOWでつけろと? 一瞬、恥じらいの感情が沸いたものの、確かにこれこそ私がやってみたかったプレイです。気分は新人のAV女優。こくり、と頷き、トイレに向かいました。

 トイレで紙袋を開くと、パッケージには『Gスポットを狙い撃て!!』というカッコいいキャッチコピーと共に、紫色のチンコの形をしたバイブがぶるぶる震えている様子が描かれていました。こ、これよ、この感じ。これから得られるであろう、快感を予感して子宮がキュンキュンするゥ!!

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 早速バイブを膣にinする白雪。バイブは10cmほどの小ぶりなタイプなので、つけ心地は普通。でもね、バイブは振動量が重要ですから♡

 バイブが落ちないように股をこすらせながら席に戻ると、ソアラ君は満足そうな笑みで迎えてくれました。さあ、期待の一瞬。バイブをONにする瞬間が訪れます。ONにした瞬間、私はどうなっちゃうの!? あまりの気持ち良さに声が出ちゃったらどうしよう!?!?!?

バイブ「ヴィイイイイイイン」
白雪「………………」

 その時の白雪の顔を伝えるとするならば、日曜日の昼下がりにテレビショッピングの番組をつけっぱなしにしながら、鼻くそを指で丸めている時の表情に近いでしょう。漢字一文字で表すならば『無』というのがぴったりな、そんな静寂が訪れました。

 振動してるのはわかるんですよ。なんとなく、膣の中で。ただ、問題は私。全然、何ともない。このままハンバーグ食べれちゃうくらい、全然なんともないよ? あれ? あれ……?

ソアラ君「スイッチ、入ってない?」
白雪「うーん、入ってるんだけど……」

 そして、また静寂が訪れました。店内の陽気なBGM。談笑する人々。ハンバーグの良い香り。そして、膣にバイブをインしている私と、困惑顔のソアラ君……。

白雪「あの、スイッチ切ってもらっても良いかな……」

今回の教訓『大人のおもちゃに慣れていると、リアクションが薄くなるから気を付けろ!』

 残念なことに、素敵なリアクションを取れませんでした。男性は女性の「こんなの初めて!」というリアクションを求める生き物(って誰かが言ってました)。その後、ソアラ君と何となく気まずくなり、結局ラブグッズトークをしただけで解散となりました。

 私が使っているおもちゃのほうが威力が高かかったからでしょうか。買ってきてくれたバイブが良くなかったのでしょうか。入れ方に問題があったのでしょうか……。いずれにせよ、今夜からバイブの振動を弱にしてイケるように訓練してみようかな……と反省する白雪なのでした。

最終更新:2017/08/17 07:10
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