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闇のブローカーが暗躍中! 東南アジアからの“希少動物密輸バイト”に勤しむ大学生たち

 カワウソは最近、日本国内で人気が上がったが、国内ではほぼ絶滅したと見られる動物で、100万円の値が付いたこともある。国際的には商取引が規制されているが、それでもペット需要があるようで、闇のブローカーが絶えない。

 ある有名大学のサークルでは昨年、そうしたブローカーからのアルバイトとして、集団で動物の密輸を請け負っていた疑いが浮上し、サークル自体が解散させられている。表向きの理由は密輸ではなかったが、このサークルのメンバーだった大学生2人がタイで希少なカメを輸出しようとして当局に摘発された。2人は動物の輸送に慣れておらず、持ち出そうとしたカメがすべて死亡してしまっていたことから「生物」ではなく「死体」になってしまい、大きな罪には問われなかったというが「大学側に連絡が届いてサークルの解散に至ったのは間違いない」と同大の学生。

「グレーなアルバイトをやる学生が集まってでサークルを作っていることも多く、そこに目を付けた闇の業者による依頼だったようですけど、ほかの大学にも似たような話があったと聞くので、悪のネットワークみたいな広がり方をしているのかも」(同)

 多くのブローカーはリスクを見据えて、摘発があると巧みに逃亡する術を持っており、罪をかぶるのは目先の金に釣られた実行犯であることが大半。密輸は種別にもよるが日本では基本10年以下の懲役か1,000万円以下の罰金という重罪で、未遂でも同等の罪に問われる。海外で捕まれば日本より劣悪な環境の刑務所に入れられる可能性もあり、学生らが安易に関わるとトンデモないことになる恐れがある。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2017/11/14 11:41
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