日刊サイゾー トップ > スポーツ > サッカー  > なぜサッカー日本代表は“内情”語る?

ハリル激怒「内部のことを外部に言うな!」なぜ日本代表はメディアに“内情”を話すのか

日本サッカー協会公式Twitter(@JFA)より

 サッカー日本代表の雰囲気が、すこぶる悪い。それはそうだろう。マリ、ウクライナを相手に戦った欧州遠征は1-1、1-2と未勝利で終えることになり、結果に加えて見せ場のなさも露呈してしまった。

 一度もFIFAワールドカップに出場したことのないマリに対し、やっとこさ同点に追いつくという寒すぎる内容に、選手たちは「ハリル監督の『蹴れ!』という指示を聞きすぎた。自分たちで考えないと」と反省しきり。

 だが、この選手たちのコメントを聞いたバヒド・ハリルホジッチ監督は、ウクライナ戦の前日会見で「問題があれば内部で解決する。外部に対する発言はあまり良くない」と怒り心頭。ウクライナに敗れた後には、「レギュラーで呼べなかった選手もいる」と、今回はベストメンバーではないから負けたと言わんばかり。今回、招集されたメンバーからすれば、カチンと来る発言を連発している。

 選手は“監督のサッカー”への疑問をメディアに語り、監督は敗因を選手のせいにする。いったい日本代表内部で何が起きているのだろうか? サッカーライターに聞いた。

「選手たちからすると、ハリル監督の戦術は一昔前の国見高校(長崎)のような、縦一本サッカーなんです。ですが、一部のハリル監督シンパのメディアは『そんなことはない。戦術が豊富で次のオファーもある監督だ』と否定する。欧州遠征でハリル監督の手腕が冴えたシーンがあったか? と聞いても、シンパは『選手が悪い。今の日本では誰が監督でも勝てない』の堂々巡り。選手たちは、監督というよりも、そんなメディアに対してイラ立ちを感じているようにも見えます」

 確かに本田圭佑は、マリ戦後にメディアに対し、「監督の理想とするサッカーがある。それは当然で、日本代表だけではない。でも、日本代表には、『日本といえばこういうサッカー』というのがない。そこを作ることにトライしたい」と語っている。

 選手たちは何も、ハリルホジッチ監督を批判しているわけではなく、ハリルホジッチ監督のサッカーで勝てるのかどうかをメディアに分析するように投げかけているようにも感じる。そして、日本人が世界で勝てるサッカーとはなんなのかという、究極の問いにつながっていく。

 4年前、ザッケローニ元代表監督は、高い位置からのプレッシングとワイドに使ったサッカーを日本代表に植え付けた。選手マネジメントの失敗でワールドカップでは惨敗したが、日本人ならではの特長で世界と対等に戦える光明が見えたのは事実である。しかし、あの時の日本代表が出来ていたことが今回の欧州遠征ではできていなかった。

 ハリルホジッチ監督がワールドカップで結果を残してくれたら最高だ。しかし、負けた時はザッケローニ元監督の時とは違って何も残らない。約2億5,000万円の年俸を日本サッカー界から持っていかれるだけである。

 そういった背景から、選手たちがメディアに口を開くのは日本サッカーを思ってのこと。決して内紛が起きているわけではないのだ。
(文=TV Journal編集部)

最終更新:2018/03/29 14:00
こんな記事も読まれています

ハリル激怒「内部のことを外部に言うな!」なぜ日本代表はメディアに“内情”を話すのかのページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

絶対的満足度の至宝店

すべて見る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士、かく語りき

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

トンデモ海外ニュース

世界中のびっくり珍事件をお届け。世界はやっぱり広かった!

深読みCINEMAコラム『パンドラ映画館』

最新作・話題作から珠玉の掘り出しモノまで、毎週1本必観の映画作品を徹底レビュー

じゃまおくんのWEB漫クエスト

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、インターネットに埋もれる一押しマンガを発掘!

トップページへ
注目記事
  • facebook
  • twitter
  • googleplus
  • feed
イチオシ企画

【日刊サイゾー/月刊サイゾー】編集・ライター募集のお知らせ

現在「日刊サイゾー/月刊サイゾー」 編集部のスタッフを募集しております。
写真
特集

チュート徳井、巨額脱税で芸人生命終了へ

”板東英二超え”の巨額申告漏れで、売れっ子芸人がテレビから消える!?
写真
人気連載

チュート徳井は悪質なやり方か

今週の注目記事・第1位「森田健作、台風被害の最...…
写真
インタビュー

瓜田『若おかみは小学生』を見て怒る

“キング・オブ・アウトロー”こと瓜田純士(38)が森羅万象を批評する不定期連載。今回の...
写真